[サンドリンガム(英イングランド) 25日 ロイター] - 英国のエリザベス女王(93)は25日、クリスマス恒例のメッセージ動画を公表、今年は「時に困難な」一年だったと振り返り、対立を克服する大切さを訴えた。
「道のりが常に平坦でないのは言うまでもない。今年は時に非常に困難と感じたかもしれないが、小さな前進を重ねれば大きな変化をもたらすことができる」と述べた。
王室では今年、女王の次男アンドルー王子が少女への性的虐待などの罪で起訴された米富豪との関係を巡って物議を醸したほか、女王の夫フィリップ殿下が交通事故を起こしたり、女王の孫ウィリアム王子と弟のヘンリー王子の仲たがいが取り沙汰された。
女王はこの日、東部サンドリンガムで王室メンバーらと地元の教会のクリスマス礼拝に出席。ウィリアム王子と妻のキャサリン妃、長男ジョージ王子と長女シャーロット王女も出席した。
アンドルー王子は午前9時の礼拝に兄のチャールズ皇太子と向かう姿が報じられたが、11時のメインの礼拝のために王室メンバーが教会まで歩く恒例行事には現れなかった。
ヘンリー王子と妻のメーガン妃、長男のアーチーちゃんはクリスマスをカナダで過ごした。