[メキシコ市 25日 ロイター] - メキシコ外務省は25日、ボリビアの首都ラパスに駐在するメキシコの外交官らに対する「嫌がらせやどう喝」に抗議するため、ボリビアの代理公使に会談を要請した。
メキシコは23日以降、同国の駐ボリビア大使公邸や大使館が警察官などによって過剰な監視をされているとして懸念を表明している。
ボリビアでは左派のモラレス前大統領が11月に辞任し、同じく左派のメキシコのロペスオブラドール大統領がモラレス氏の亡命を受け入れたことから、両国の関係は悪化している。
メキシコ外務省は声明を発表し、ボリビアの代理公使に対して26日に「ボリビア当局の行為」について直接説明するよう求めたことを明らかにした。
在ボリビアのメキシコ大使館はボリビア外務省に宛てた24日付の書簡で、11月以降、大使館の建物周辺に配置されている警察官の数が増えているほか、建物の上空を無人偵察機が飛行していると指摘。こうしたことが「大使館の職員をどう喝し、外交官らの平和と尊厳を踏みにじっている」と主張した。