8日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり65銘柄、値下がり150銘柄、変わらず10銘柄となった。 日経平均は反落。
前日比63.72円安の19992.17円（出来高概算8億株）で前場の取引を終えた。
7日の米国市場では、良好な企業決算や複数の連銀総裁が追加利上げに慎重な姿勢を示したことが好感され、NYダウは25ドル高と10日続伸した。
一方、円相場は米債利回りの低下とともに下げ渋り、1ドル＝110円台後半での小動きとなった。
本日の日経平均はこうした流れを受けて6円高からスタートしたが、寄り付き後は決算発表したソフトバンクG (T:9984)などが利益確定売りに押され、節目の2万円を割り込んだ。
値下がり寄与トップはソフトバンクG、同2位はオリンパス (T:7733)となった。
ソフトバンクGの第1四半期営業利益は前年同期比50.1％増の4792億円だった。
米半導体大手NVIDIA株式の評価益を計上した投資ファンド「SoftBank Vision Fund（SVF）」事業を除いても、営業利益は3740億円と市場コンセンサスを上回った。
ただ、決算発表を控えた前日に買われていただけに、本日は利益確定売り優勢となった。
一方、値上がり寄与トップは東エレク (T:8035)、同2位はTDK (T:6762)となった。
東エレクなどは米半導体SOX指数の上昇が支援材料となったようだ。
日経平均構成銘柄の上昇率トップは日製鋼 (T:5631)で20.0％高、同2位はGSユアサ (T:6674)で9.5％高だった。
日製鋼の第1四半期営業利益は前年同期比32.0％増の47億円となり、同時に今上期及び通期業績予想の上方修正も発表している。
GSユアサは新型電池を量産と報じられた。
*11:30現在
日経平均株価 19992.17(-63.72)
値上がり銘柄数 65(寄与度+32.66)
値下がり銘柄数 150(寄与度-96.38)
変わらず銘柄数 10
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
(T:8035) 東エレク 15120 90 +3.39
(T:6762) TDK 8120 80 +3.01
(T:5631) 日製鋼 2210 369 +2.78
(T:6758) ソニー 4470 60 +2.26
(T:6857) アドバンテ 1943 29 +2.18
(T:9766) コナミHD 5790 50 +1.88
(T:6674) GSユアサ 566 49 +1.84
(T:8028) ユニー・F 6160 40 +1.50
(T:2914) JT 3850 31 +1.17
(T:7269) スズキ 5726 27 +1.02
(T:9022) JR東海 18065 190 +0.71
(T:3382) 7&I-HD 4506 18 +0.68
(T:4755) 楽天 1376 17 +0.64
(T:2503) キリンHD 2433 16 +0.60
(T:6305) 日立建 3135 15 +0.56
(T:4061) デンカ 686 15 +0.56
(T:7272) ヤマハ発 2913 14 +0.53
(T:1333) マルハニチロ 3135 105 +0.40
(T:7762) シチズン時計 827 10 +0.38
(T:1801) 大成建 1112 10 +0.38
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
(T:9984) ソフトバンクG 8927 -96 -10.83
(T:7733) オリンパス 4040 -120 -4.51
(T:4063) 信越化 9913 -102 -3.84
(T:6976) 太陽誘電 1723 -94 -3.54
(T:9433) KDDI 3000 -15 -3.39
(T:4543) テルモ 4375 -35 -2.63
(T:4324) 電通 5220 -70 -2.63
(T:9735) セコム 8426 -68 -2.56
(T:6971) 京セラ 6669 -34 -2.56
(T:9983) ファーストリテ 33100 -60 -2.26
(T:6954) ファナック 22340 -60 -2.26
(T:4021) 日産化 3700 -45 -1.69
(T:5707) 東邦鉛 430 -44 -1.66
(T:8830) 住友不 3314 -44 -1.66
(T:4523) エーザイ 5770 -43 -1.62
(T:4503) アステラス薬 1396 -8 -1.50
(T:2801) キッコーマン 3455 -40 -1.50
(T:4568) 第一三共 2340 -38 -1.43
(T:4507) 塩野義 5830 -35 -1.32
(T:7267) ホンダ 3110 -17 -1.28