約3カ月にわたる香港のデモの原因となった「逃亡犯条例」改正案を香港の林鄭月娥行政長官が正式に撤回すると香港のサウスチャイナ・モーニング・ポストが報道した。これにより香港ハンセン指数は4%を超える上昇を見せ、欧州株式市場も上昇している。独DAX指数は1.32%高、英FTSE100は0.79%高となっている。
米国株価指数先物も上昇しており、ダウ平均先物は0.90%高となっている。
日経225先物は2万770円と8月上旬から続くレンジ相場の上限にまたもや 近づいてきている。日足では下値が切り上がってきており、先週末は突破できなかった上抜けを本日できるかが注目される。
ドル/円は株高を受けて106.23円と円安方向にふれている。ドル/オフショア人民元は0.32%安、ドル/ウォンは0.47%安。香港への懸念が緩和したことで人民元高が進んでいる。また、ドル/ウォンは日足の三角持ち合いを下離れ始めており、どこまで続くかにも関心が集まる。
夕方に発表されたドイツ、フランス、ユーロ圏のサービス業PMIはいずれも前月より改善した。ただしイタリアは悪化している。