水曜日の米株式市場は主要3指数が揃って小幅に上昇した。テキサス・インスツルメンツ (NASDAQ:TXN)の弱気な売上見通しが嫌気され、半導体銘柄は売られたものの市場予想を下回る決算であったボーイング (NYSE:BA)やキャタピラー (NYSE:CAT)が上昇し株価を押し上げた。ダウ平均株価は0.17%高の26833.95、S&P500は0.28%高の3004.52、ナスダック総合指数は0.19%高の8119.79。
午前10時31分時点で米10年債利回りは1.759%とわずかに低下、ドル/円は108.61円となっている。
上海総合指数は0.08%安、香港ハンセン指数は0.09%高、韓国総合株価指数は0.43%安とアジア株式市場はまちまちの状況。ドル/オフショア人民元は0.08%高、ドル/ウォンは0.13%高となっている。
英国より要請があったブレグジットの期限延長に関してEUは3か月の延期を認める方針。ただ、フランスはもっと短い延長を主張する可能性もあり、期限に関しては流動的だ。
米国株式市場の上昇を好感し、日経平均株価は0.58%高の2万2756円。通期純利益を下方修正した日本電産 (T:6594)は0.2%安、ウィーカンパニーへの追加投資を決定したソフトバンクグループ (T:9984)は2.64%安。
日経平均の上昇トレンドは継続中であり、これは後場も崩れないだろう。ただし、利益確定売りで上値が重く、後場は2万2700~2万2800円で推移すると予想する。