月曜日の米株式市場は主要3指数揃って小幅に下落した。S&P500とナスダック総合指数は史上最高値を更新した後だけにさすがに利益確定が上値を抑えた。また、FOMC開催中ということもあり、様子見姿勢が強まっている。ダウ平均株価は0.07%安、S&P500は0.08%安、ナスダック総合指数は0.59%安。23%の減益となったアルファベット (NASDAQ:GOOG)は2.20%安となった。本日は大引け後にアップル (NASDAQ:AAPL)の決算発表が予定されており、Investing.comがまとめた市場予想では1株あたり利益は2.83ドル、売上は2.4%増の629億ドルとなっている。
チリで開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)で米中合意の署名ができない可能性が高いことが明らかになった。だが、米中の合意が崩れたわけではなく、時間的に間に合わないということとも説明されている。
明日未明にFOMCの結果が発表され、パウエル議長の記者会見がある。0.25%の利下げが確実視されているが、今後の利下げ等の金融政策に関してどのような考えを持っているかに注目が集まる。
フィアットクライスラーとプジョーが合併協議中と伝わり、フィアットクライスラーの株価が急騰している。
米10年債利回りが1.837%、ドル/円は108.87円とそれぞれ低下している。
原油価格は下落し WTI原油先物は27セント下落して55.54ドル、ブレント原油先物は2セント高の61.59ドルとなっている。
日経225先物は2万2920円、ドル/オフショア人民元は7.0636、ドル/ウォンは1,166.75。
本日の日経平均は上値の重い展開か。FOMCと日銀金融政策決定会合を控えて様子見姿勢が強まると考えられ、利益確定売りが上値を抑えるだろう。本日は2万2850~2万3000円で推移すると予想する。