[5日 ロイター] - シドニー株式市場は反発し、1%超上昇して終了した。米大統領選の民主党候補指名争いでバイデン氏が躍進したことを受けて急伸した米国市場につれ高となった
S&P/ASX200指数は前日終値比1.1%高の6395.70で引けた。上昇率は1月7日以来の大きさ。
ヘルスケア株指数 (AXHJ)は2.7%高。米国市場の同業セクターに追随し、日中の上昇率が2月19日以来の大きさとなった。優良株のCSL (AX:CSL)と米国を拠点するレスメド (AX:RMD)は、それぞれ3.5%高、4.3%高。
金融株指数 (AXFJ)は0.5%高と9営業日ぶりに反発し、株価を大幅に押し上げた。マッコーリー・グループ (AX:MQG)とインシュアランス・オーストラリア・グループ(IAG) (AX:IAG)はそれぞれ3.5%高、3.8%高と急伸。一方、コモンウェルス銀行(CBA) (AX:CBA)は0.5%安と、9営業日続落となった。
IT株指数 (AXIJ)は1.5%高。ソフトウエア大手ゼロ (AX:XRO)は3.1%高、決済サービスのアフターペイ (AX:APT)は3.6%高。
インターネットサービス大手TPGテレコム (AX:TPM)は、2020年の中 (L:VOD)核利益見通しを引き上げたことが好感され、約1年ぶり高値で終了した。同社と英ボーダフォン・グループの現地事業部門との合併をオーストラリア連邦裁判所が認めた判断について、同国の競争当局は上訴を断念した。
フライデンバーク財務相は数日内に発表する景気刺激策について、新型コロナウイルスの感染拡大で深刻な打撃を受けたセクターを対象とし、1─3月期の成長に感染が悪影響を及ぼすとの警戒感がもたらした打撃を緩和すると説明した。