(香港株式市場のリポートを追加しました)
[香港 29日 ロイター] -
上海総合指数 .SSEC 前営業日比 売買代金概算
大引け 2357.711 9.993高 1708.8億元(上海A株)
高値 2363.059
安値 2346.579
前場終値 2357.418 9.700高 954.8億元(上海A株)
寄り付き 2353.708 5.990高
前営業日終値 2347.718 2.615高 1480.3億元(上海A株)
ハンセン指数 .HSI
大引け 23229.21 449.20安 889.4億香港ドル
高値 23399.51
安値 23095.78
前場終値 23218.64 459.77安 475.5億香港ドル
寄り付き 23399.51 278.90安
前営業日終値 23678.41 89.72安 667.9億香港ドル
中国株式市場は続伸。国有企業改革で恩恵を受けると見込まれる銘柄が上昇を主導し、約1年7カ月ぶり高値で終了した。香港での民主派デモの影響はみられなかった。
上海総合指数 .SSEC 終値は9.993ポイント(0.43%)高の2357.711。大型株中心で深セン上場銘柄を含む滬深300指数 .CSI300 は10.598ポイント(0.43%)高の2447.799で終了した。
中国船舶重工 601989.SS が値幅制限いっぱいの10%まで上昇したほか、中国船舶工業(CSSCホールディングス) 600150.SS も2.9%高となった。
現地メディアの報道によると、国の資産を最大限に活用する防衛関連企業の改革に沿う形で、造船分野の変革も見込まれている。
SDICパワー 600886.SS が5.1%高。親会社の資産リストラ着手で、株価が上昇するとの観測が背景。
不動産開発株が軟化し、万科企業 000002.SZ は1.2%安。ノムラは29日、的を絞った政策緩和が維持される場合、中国の不動産市場の調整局面は2015年中続く可能性があるとの見方を示した。
香港市場は続落。返還後最悪の事態に発展した民主派デモが地合いを圧迫し、ハンセン指数は2カ月半ぶり安値で終了した。
ハンセン指数 .HSI 終値は449.20ポイント(1.90%)安の2万3229.21と7月9日以来の安値。下落率もここ約3週間で最大となった。
ハンセン中国企業株指数(H株指数) .HSCE は145.26ポイント(1.37%)安の1万0439.03と7月21日以来の安値で終了した。
中国国慶節の連休を目前にしたデモで、小売株の下げがきつかった。化粧品販売の莎莎国際 0178.HK が3.1%安、宝飾品小売大手の周大福珠宝 1929.HK が3.8%安、衣料販売ITリミテッド 0999.HK は5.6%下落した。
不動産株も売られ、不動産株指数 .HSNP は3.4%安と2013年6月以来の大幅下落となった。