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日経平均は10日ぶり反落、米金利上昇や上海ロックダウンが重し

発行済 2022-03-28 16:01
更新済 2022-03-28 16:15
© Reuters.
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日経平均は10日ぶり反落。
25日の米国市場でNYダウは続伸し、153ドル高となった。
一方、利上げ観測が一段と強まったことで10年物国債利回りが一時2.5%まで上昇し、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は反落。
また、中国・上海市がロックダウン
(都市封鎖)を始めたと伝わったこともあり、週明けの日経平均は65円安からスタートすると、前場中ごろに一時27812.67円(前週末比337.17円安)まで下落した。
日銀の「指し値オペ(公開市場操作)」実施通知を受けて下げ渋る場面もあったが、戻りは限定的だった。


大引けの日経平均は前週末比205.95円安の27943.89円となった。
東証1部の売買高は11億1024万株、売買代金は2兆5820億円だった。
業種別では、非鉄金属、海運業、サービス業が下落率上位だった。
一方、石油・石炭製品、空運業、保険業が上昇率上位だった。
東証1部の値下がり銘柄は全体の58%、対して値上がり銘柄は36%となった。


個別では、レーザーテック (T:6920)や川崎船 (T:9107)が3%前後の下落。
郵船 (T:9101)、商船三井 (T:9104)、三菱UFJ (T:8306)、東エレク (T:8035)も軟調で、ファーストリテ (T:9983)は上海のロックダウンによる影響を懸念する声が聞かれた。
また、NCHD (T:6236)が東証1部下落率トップとなったほか、米金利上昇で中小型グロース(成長)株に売りが広がり、ラクス (T:3923)なども下落率上位に顔を出した。
一方、トヨタ自 (T:7203)、任天堂<
7974>、INPEX (T:1605)はしっかり。
業績予想を上方修正したENEOS (T:5020)は3%近い上昇となり、浜松ホトニク (T:6965)も大きく上昇した。
浜ゴム (T:5101)はスウェーデンのタイヤメーカー買収を発表して買いが先行。
また、一部証券会社の投資判断付与が観測されたシーアールイー (T:3458)は東証1部上昇率トップとなった。

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