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日経平均は続伸。
19日の米株式市場でNYダウは大幅反発。
経済指標の上振れや経済活動再開への期待が支援。
確定申告締切を通過し、税還付金による新規投資も追い風になり、金利上昇のなかハイテク株も買われ、ナスダック総合指数も大幅反発。
米株高に加えて1ドル=129円台まで進んだ円安を追い風に輸出企業に買いが先行し、日経平均は225.70円高でスタート。
朝方はハイテク株にも買いが入り、上げ幅は一時400円を超えた。
ただ、急速に進む米金利の上昇や、決算を発表した動画配信サービス米ネットフリックスが時間外取引で急落していたことが重しとなり失速。
27000円手前で下げ渋り、その後は緩やかに上げ幅を広げる展開となったが、中国人民銀行(中央銀行)
が予想外に最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」の引き下げを見送り、中国株が値を崩したことで、後半は伸び悩んだ。
大引けの日経平均は前日比232.76円高の27217.85円となった。
東証プライムの売買高は11億6582万株、売買代金は2兆8239億円だった。
セクターでは輸送用機器、パルプ・紙、繊維製品などを筆頭にほぼ全面高。
一方、鉱業、不動産、海運などが下落率上位に並んだ。
東証プライムの値上がり銘柄は全体の82%、対して値下がり銘柄は15%となった。
個別では、円安進行を追い風にトヨタ自 (TYO:)、日産自 (TYO:)、SUBARU (TYO:)が軒並み大幅に上昇。
米金利上昇を支援要因に第一生命HD (TYO:)、三菱UFJ (TYO:)も大幅高。
ソフトバンクG (TYO:)やファーストリテ (TYO:)など指数寄与度の大きい銘柄も堅調。
東証プライム値上がり率上位にはシティインデックスイレブンスの大量保有が明らかになった住阪セメ (TYO:)、業績・配当予想の上方修正や中計を発表したジャックス (TYO:)、配当計画を大幅に引き上げた東テク (TYO:)などがランクイン。
ほか、業績予想を上方修正したイーレックス (TYO:)も大幅高となった。
一方、レーザーテック (TYO:)や東エレク (TYO:)、三井ハイテック (TYO:)、ルネサス<
6723>などの半導体関連や、キーエンス (TYO:)、TDK (TYO:)、ベイカレント (TYO:)などのハイテク・グロース(成長)株が軟調。
INPEX (TYO:)や住友鉱山 (TYO:)、川崎汽船 (TYO:)などの市況関連株も本日は一服感が目立った。
東証プライム値下がり率上位にはマルマエ (TYO:)、PRTIMES (TYO:)、マネーフォワード (TYO:)、ギフティ (TYO:)などの中小型ハイテク・グロース株が並んだ。
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