執筆:Oliver Gray
Investing.com - 米国の株式先物は、積極的な利上げと債券利回りの上昇がリスク心理を悪化させ続け、景気後退懸念が高まる中、主要指標が通常取引時間で後退した後、火曜日の夕方の時間外取引でわずかに上昇した。
米国東部時間午後6時55分までに、ダウ平均株価先物とS&P500先物は0.1%上昇し、ナスダック100先物は0.2%上昇した。
ライブワン・インク(NASDAQ:LVO)は、第4四半期に1株当たり0.11ドルの損失を計上し、予想の0.13ドルをわずかに上回ったため、18%高となった。売上高は予想の2036万ドルに対し、2340万ドルだった。
エアロビロメント社(NASDAQ:AVAV)は、第4四半期のEPSを予想0.39ドルに対して0.30ドル、売上高を予想1億3530万ドルに対して1億3260万ドルと発表し、1%下落した。
ピンタレスト・インク(NYSE:PINS)は、共同創業者兼CEOのBen Silbermann氏が退任するとの報道を受けて、5%下落した。同氏は、新たに設置される取締役会会長に移行する予定。同氏の後任には、2020年からコマース部門の社長を務めていたアルファベット(NASDAQ:GOOGL)出身のBill Readyが就任する予定である。
欧州中央銀行フォーラムでのFRBのパウエル議長の発言に注目が集まるほか、ベッド・バス&ビヨンド(NASDAQ:BBBY)、ゼネラル・ミルズ(NYSE:GIS)、マコーミック&カンパニー(NYSE:MKC)の決算発表が予定されている。
火曜日の通常取引では、ダウ工業株30種平均は491.3ドル(1.6%)下落の30,947ドル、S&P500は2%下落の3,821.6、NASDAQ総合は3%下落の11,181.5となった。
株式市場では、消費者信頼感指数の悪化を受けて、小売企業が苦戦した。バス&ボディワークス(NYSE:BBWI)は5.8%、ロウズ・カンパニーズ(NYSE:LOW)は5.2%、ホームデポ(NYSE:HD)は4.4%下落した。
米連邦準備制度理事会(FRB)が高騰するインフレに対抗するため積極的に利上げを行うなか、景気後退への懸念が強まり、消費者信頼感指数は98.7となり、5月の103.2から低下、予想値100を下回る結果となった。
債券市場では、米国10年債利回りは3.177%となっている。
ブロック・インク(NYSE:SQ)が5.5%安、アマゾン・ドット・コム(NASDAQ:AMZN)が5.1%安、アップル(NASDAQ:AAPL)が3%安、アルファベット(NASDAQ:GOOGL)が3.3%安と主要ハイテク株が下落した。半導体メーカーもエヌビディア・コーポレーション(NASDAQ:NVDA)が5.3%、アドバンスト・マイクロ・デバイス(NASDAQ:AMD)が6.2%下落しており、苦戦を強いられている。
米連邦準備制度理事会(FRB)が高騰するインフレに対抗するため積極的に利上げを行うなか、景気後退への懸念が強まり、消費者信頼感指数は98.7となり、5月の103.2から低下、予想値100を下回る結果となった。
債券市場では、米国10年債利回りは3.177%となっている。