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日経平均は422円高でスタート、リクルートHDやアドバンテストなどが上昇

発行済 2022-11-11 09:40
更新済 2022-11-11 09:45
© Reuters.
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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27868.69;+422.59TOPIX;1963.65;+26.99


[寄り付き概況]

 11日の日経平均は422.59円高の27868.69円と3日ぶり反発して取引を開始した。
前日10日の米国株式市場は大幅反発。
ダウ平均は1201.43ドル高の33715.37ドル、ナスダックは760.97ポイント高の11114.15で取引を終了した。
10月の消費者物価指数(CPI)が予想以上に伸びが鈍化したため金利先高観が後退し、投資家心理が改善し、買いが先行した。
連邦準備制度理事会(FRB)が利上げペースを減速するとの思惑も強まり長期金利が大幅低下したためハイテク株の買い戻しも加速した。
また、ドル安が国内企業の収益回復に繋がるとの期待も強まり相場を一段と押し上げ、主要株式指数は取引終了にかけて上げ幅を拡大した。


 今日の東京株式市場は買いが先行した。
昨日の海外市場で主要指数が大幅に上昇したことが東京市場の株価を支えた。
中でもナスダック総合指数が7%台、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が10%を超す上昇とダウ平均(3.7%上昇)の上昇率をさらに大きく上回ったことが、東京市場でハイテク株や半導体関連株などの株価支援要因となった。
また、次世代半導体の国産化に向けた新会社設立が発表されたことを受け、関連株に資金が向かった。
一方、外為市場で1ドル=141円60銭台と昨日15時頃に比べ4円50銭ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの重しとなったが、寄付き段階では買いが優勢だった。
なお、取引開始前に発表された10月の国内企業物価指数は、前年同月比9.1%上昇した。
QUICKがまとめた民間予測の中央値は同8.8%上昇だった。
今日は株価指数先物オプション11月物の特別清算指数(SQ)算出日。

SQ値はQUICK試算で28225.86円だった。


 セクター別では全業種が値上がり。
海運業、電気機器、ゴム製品、金属製品、証券商品先物などが値上がり率上位に並んでいる。
東証プライムの売買代金上位では、リクルートHD (TYO:6098)、アドバンテスト (TYO:6857)、オムロン (TYO:6645)、富士フイルム (TYO:4901)、資生堂 (TYO:4911)、エムスリー (TYO:2413)、キーエンス (TYO:6861)、東エレク (TYO:8035)、SMC (TYO:6273)、村田製 (TYO:6981)、ソニーG (TYO:6758)、ブリヂストン (TYO:5108)、日本電産 (TYO:6594)、HOYA<
7741>、ルネサス (TYO:6723)、ソフトバンクG (TYO:9984)などが上昇。
他方、ニコン (TYO:7731)、キヤノン (TYO:7751)、テルモ (TYO:4543)、SUBARU (TYO:7270)、日揮HD (TYO:1963)、セコム (TYO:9735)、三菱重 (TYO:7011)、バンナムHD (TYO:7832)、JT (TYO:2914)などが下落している。


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