(本文第２段落目の上海総合指数の週間下落率を「５．８％」から「１２．１％」に訂正 します) ［上海 ３日 ロイター］ - 上海総合指数 .SSEC 前営業日比 売買代金概算 大引け 3686.9153 225.8515安 6460.3億元（上海Ａ株） 高値 3927.1275 安値 3629.5556 前場終値 3785.5651 127.2017安 3645.3億元（上海Ａ株） 寄り付き 3793.7121 119.0547安 前営業日終値 3912.7668 140.9329安 7345.0億元（上海Ａ株）
ハンセン指数 .HSI 大引け 26064.11 218.21安 1488.7億香港ドル 高値 26402.85 安値 25933.12 前場終値 26222.77 59.55安 817.3億香港ドル 寄り付き 26349.84 67.52高 前営業日終値 26282.32 32.29高 1508.5億香港ドル
３日の中国株式市場は前日に続き、大幅下落で取引を終了した。ここ３週間の下落率 は３０％に近づいており、年初来の上昇分を帳消しにする勢いだ。ほぼ全面安だった。 中国の証券当局が相場操縦の可能性を調査する方針を打ち出したとの報道後、急落し た。
上海総合指数 .SSEC の終値は２２５．８５１５ポイント（５．７７％）安の３６８ ６．９１５３。週間では１２．１％安（訂正）。
大型株中心で深セン上場銘柄を含む滬深３００指数 .CSI300 は２２２．０７９ポイ ント（５．４１％）安の３８８５．９１７。週間では１０．４％の大幅安となった。 ２週間前も、両指数ともに週間での下落率は２ケタを記録。
前日に発表された中国人民銀行（中央銀行）と李克強首相からのコメントは、パニッ クに陥った投資家を落ち着かせる役には立たなかったようだ。人民銀は金融のシステミッ クリスクから株式市場を守ることを約束し、同首相は資本市場の安定化と健全化を求めた 。 ただ、それらの発言も、中国証券監督管理委員会（ＣＳＲＣ）の「特に市場全般にわ たる違法な相場操縦の証拠」について調べるための調査チームを立ち上げたとの午前中の 発表により、すぐに効果薄となった。 また、事情に詳しい複数の関係者によれば、中国金融先物取引所（ＣＦＦＥＸ）は、 １９口座を対象に１カ月間の空売り停止措置を発動したという。
香港株式市場は反落して取引を終えた。中国株式市場の大幅続落とギリシャ懸念で 地合いが悪化した。 ハンセン指数 .HSI は２１８．２１ポイント（０．８３％）安の２万６０６４．１１ 。 ハンセン中国企業株指数（Ｈ株指数） .HSCE は１７５．６７ポイント（１．３７％ ）安の１万２６０８．９８。 市場にとっての支援材料となるはずの政府による一連の施策にもかかわらず、中国株 の急落に拍車がかかったことで、中国経済の回復と金融安定化を脅かす「株式市場暴落」 の懸念が浮上している。