[6日 ロイター] - 英製薬大手アストラゼネカは6日、細胞療法の発見、開発のため米メリーランド州ロックビルの施設に3億ドルを投資すると発表した。
同社によると、当初は、臨床試験を可能にするため細胞治療薬製造(セル・セラピー・マニュファクチャリング)に注力することから、150人以上の雇用が創出される。将来的には、対象とする疾患領域を増やす可能性があるという。
同社は既にネオジーン・セラピューティクスを買収し他の細胞療法開発企業と提携。その後の細胞療法分野への投資としては今回が最新のケースとなる。
アストラゼネカは肝臓がんや前立腺がんなど、さまざまな種類のがんを対象にいくつかの細胞療法の初期段階の臨床試験を進めている。