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ODK Research Memo(2):機密性の高い大量のデータ処理に強みを持つIT企業

発行済 2024-06-04 16:02
更新済 2024-06-04 16:15
© Reuters.
*16:02JST ODK Research Memo(2):機密性の高い大量のデータ処理に強みを持つIT企業 ■会社概要

1. 会社概要
ODKソリューションズ (TYO:3839)は、機密性の高い大量のデータ処理に強みを持つ独立系のIT企業である。
経営理念に「情報サービス事業を通じて顧客の繁栄・社会の発展に貢献する。
」を掲げ、日本初の大学横断型受験ポータルサイト「UCARO(R)」を中核として、大学入試業務関連の教育関連サービス(教育業務)、証券会社等のバックオフィス業務をサポートする金融関連サービス(証券・ほふり業務)を主力に事業展開し、一般業務(医療関連サービス、カスタマーサポート関連サービス、人材育成サポート関連サービスなど)も育成・強化している。


本社所在地は大阪市中央区で、事業拠点は東京支店(東京都中央区)、五反田オフィス(東京都品川区)に展開している。
グループは同社、及び連結子会社の(株)エフプラス、(株)ECS、(株)ポトスの4社で構成されている。
エフプラスは金融・教育向けシステムの開発・運用保守等を、ECSは中四国エリアを中心にクラウドソリューションシステム開発支援等を、ポトスは学生向けキャリア形成支援のキャリア体験プラットフォーム「キャリポート」や企業向けのカスタマーサクセスオートメーションツール「pottos(R)(ポトス)」等のカスタマーサクセスソリューション事業を展開している。
連結ベースの2024年3月期末時点の資産合計は8,694百万円、純資産は6,055百万円、自己資本比率は69.6%、発行済株式数は8,200,000株(自己株式102,712株含む)、従業員数は202人となっている。


2. 沿革
1963年4月に大阪証券金融(現 日本証券金融 (TYO:8511))と大阪証券代行(現 (株)だいこう証券ビジネス)のシステム開発・運用を行うために、これら2社の出資により大阪電子計算株式会社として設立された。
1964年9月には、制度金融取引を担ってきた実績や関西圏で数少ない大型汎用機を保有していたことなどから大学入試業務を受託し、さらに1965年4月に証券業務を受託したことで現在の事業基盤が整った。
2006年9月に商号を現在の株式会社ODKソリューションズに変更した。


その後はM&A・アライアンスも活用して事業基盤の強化や新規領域への展開を推進している。
2009年7月にエフプラスを子会社化、2011年4月に日本システム技術 (TYO:4323)と協業、2013年6月に学研ホールディングス (TYO:9470)と業務・資本提携して筆頭株主が大阪証券金融から学研ホールディングスへ移行した。
また、2015年9月に金融分野でSBIビジネス・ソリューションズ(株)(SBIホールディングス (TYO:8473)のグループ企業で協業発表時点の社名はSBIトレードウィンテック(株))と協業、2016年8月にファルコホールディングス (TYO:4671)と業務・資本提携して医療分野に進出、2016年9月にロボティクスや人工知能(AI)といった先進的技術を持つ(株)リアルグローブと業務・資本提携した。
さらに、2021年9月にECSを子会社化、2022年5月にベクトル (TYO:6058)と業務提携、2022年7月にクシム (TYO:2345)から人材育成サポート事業を譲受、2023年3月にスタートアップ企業の(株)花形に出資して資本・業務提携した。
2023年12月には、子会社ポトスがCCCMKホールディングスと若年層のリアルな声を取入れた「マーケティング支援パッケージ」の協業を開始、2024年4月には、メディアアーティストの落合陽一氏(筑波大学図書館情報メディア系准教授・デジタルネイチャー開発研究センターセンター長)らとともにTable Unstable DAO※合同会社を設立した。


※DAOとは、ブロックチェーン技術であるスマートコントラクトとNFT(Non-Fungible Token)等のトークンをガバナンス手段として活用することで、共通のミッション達成に向けて活動する組織を指す。



株式関係では2007年3月に大阪証券取引所ヘラクレス(後の東証JASDAQ)へ株式上場、2020年3月に東証市場第2部へ市場変更、2020年12月に同市場第1部へ指定、2022年4月の同市場区分再編に伴い東証プライム市場へ移行、2023年10月に東証スタンダード市場へ移行した。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)


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