(香港のリポートを追加しました) [上海 27日 ロイター] - 上海総合指数 .SSEC 前営業日比 売買代金概算 大引け 3436.3030 199.2491安 4631.5億元(上海A株) 高値 3621.8965 安値 3412.4272 前場終値 3580.1837 55.3684安 1979.8億元(上海A株) 寄り付き 3616.5441 19.0080安 前営業日終値 3635.5521 12.3779安 4255.6億元(上海A株)
ハンセン指数 .HSI 大引け 22068.32 420.62安 791.2億香港ドル 高値 22555.42 安値 22051.01 前場終値 22211.81 277.13安 364.2億香港ドル 寄り付き 22555.42 66.48高 前営業日終値 22488.94 9.06安 613.7億香港ドル
27日の中国株式市場は5%を超える大幅続落で終了。3カ月ぶりの大幅な下落率と なった。規制当局がレバレッジを効かせた融資の抑制に動いたことや、工業部門企業利益 が減少したことから、最近の上げ相場を受けた利益確定の売りが広がった。 証券大手数社が規制当局の調査を受けているとのニュースも悪材料。 上海総合指数 .SSEC は199.2491ポイント(5.48%)安の3436.3 030。 上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数 .CSI300 は202.436ポイント(5.38%)安の3556.992。 両指数とも8月後半以来、最大の下げ幅となった。 週間でも5%超安と、8月以降で最大の下落率となった。
来週に一連の新規株式公開(IPO)を控え、市場の地合いはすでに弱まっていた。 来月の米利上げ見通しへの警戒感も続いている。 この日は幅広い銘柄が下落。工業株 .CSI300IN と証券株の下げが目立っている。 中国証券監督管理委員会(証監会)が国内の証券各社に対し、スワップといった店頭 取引を通じて投資家に株式購入のための資金を融資することをやめるよう命じたと報じら れたのに加え、証券監督・管理規則に違反した疑いで、中国の証券大手、中信証券(CI TIC) 600030.SS と中堅の国信証券 002736.SZ に対する調査が開始された。関係筋に よると、海通証券 600837.SS も規則違反の疑いで調査されているという。 CITICと国信証券はともに10%のストップ安。海通証券は売買停止となった。 さらに、中国の10月の工業部門企業利益が前年同期比4.6%減となり、5カ月連 続で減少したことも、地合いを悪化させた。
香港株式市場も続落して引けた。中国本土株の急落が不安視された。ハンセン指数は 週間でも2カ月ぶりの大幅な下げ。 ハンセン指数 .HSI の終値は420.62ポイント(1.87%)安の2万2068 .32。週間では3%安と、9月後半以来の下落率となった。 ハンセン中国企業株指数(H株指数) .HSCE は252.73ポイント(2.50% )安の9855.66。 主要セクターはすべてマイナス圏に沈み、エネルギー株 .HSCIE と素材株 .HSCIM の下げがきつかった。 香港市場に上場するCITIC株 6030.HK は4.9%安。香港上場の海通証券株<68 37.HK>は売買停止。