(香港のリポートを追加しました) [上海 1日 ロイター] - 上海総合指数 .SSEC 前営業日比 売買代金概算 大引け 3456.3085 10.9037高 3284.7億元(上海A株) 高値 3483.4139 安値 3417.5450 前場終値 3430.0571 15.3477安 1743.7億元(上海A株) 寄り付き 3442.4412 2.9636安 前営業日終値 3445.4048 9.1018高 3852.6億元(上海A株)
ハンセン指数 .HSI 大引け 22381.35 384.93高 805.3億香港ドル 高値 22477.51 安値 22143.57 前場終値 22359.02 362.60高 441.4億香港ドル 寄り付き 22197.81 201.39高 前営業日終値 21996.42 71.90安 1006.6億香港ドル
1日の中国株式市場は激しく値が動いたものの、小幅に続伸して取引を終えた。軟調 な中国製造業購買担当者景気指数(PMI)や新規株式公開(IPO)再開に伴う流動性 への懸念が広がり、国際通貨基金(IMF)の準備資産への人民元採用決定を好感するム ードに水を差した。 上海総合指数 .SSEC の終値は10.9037ポイント(0.32%)高の3456 .3085。 上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数 .CSI300 は25.284ポイント(0.71%)高の3591.696。
トレーダーによると、人民元の特別引き出し権(SDR)組み入れ決定は想定の範囲 内で、中国本土株式市場への影響はみられなかった。 不動産株 .CSI300REI が前日に続いて急伸。割安感に加え、政府支援策の見通しを背 景に買われている。不動産開発大手の万科企業 000002.SZ と保利房地産 600048.SS はと もに10%のストップ高。 半面、大型銀行株が下落し、相場全体の重しとなっている。
香港株式市場は急反発して終了した。2%近く上げ、約3週間ぶりの大幅な上昇とな った。SDR構成通貨への人民元採用が決まったのを投資家が好感した。 ハンセン指数 .HSI の終値は384.93ポイント(1.75%)高の2万2381 .35。 ハンセン中国企業株指数(H株指数) .HSCE は157.30ポイント(1.61% )高の9947.94。
ヘッジファンドの株取引責任者Wu Kan氏は、元の国際的地位が高まることで外国人投 資家にとって中国資産の魅力が高まり、株も債券も恩恵を受けるとの見方を示した。 SDR構成通貨になれば、中国の金融規制緩和が加速され、香港市場と本土市場に重 複上場する銘柄の価格差がしだいに縮まるという別の見方もある。
香港市場は全面高。特に不動産株 .HSCIPC と通信株 .HSCIT の上げが目立った。 金融株も堅調。人民元の国際化が進めば、銀行に有利になるとの連想が働いた。