日経平均は44円高でスタート、近鉄GHDや三井住友などが上昇

[日経平均株価・TOPIX（表）]

日経平均;38745.76;+44.89TOPIX;2717.45;+1.46


[寄り付き概況]

　3日の日経平均は44.89円高の38745.76円と3日続伸して取引を開始した。
前日2日の米株式市場はレーバーデーの祝日で休場。
欧州主要市場は、英FTSETM100が0.15％
安、独DAXが0.13％高、仏CAC40が0.20％高。


　今日の東京株式市場は買いが先行した。
昨日の米市場が休場で、また、欧州主要市場が高安まちまちで小幅な動きにとどまり、東京市場の手掛かり材料になりにくい中、外為市場で1ドル＝146円80銭台と、昨日15時頃と比べ60銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出株などの株価を支える要因となった。


　一方、市場では米利下げ期待が強すぎるとの警戒感があり、今週末6日に発表される8月の米雇用統計を見極めたいとして積極的な買いを見送る向きがある。
また、日経平均は38600円台に位置する75日移動平均線近辺が上値抵抗帯として作用するとの見方もあるが、寄付き段階では買いが優勢だった。


　セクター別では、銀行業、保険業、繊維製品、その他金融業、金属製品などが値上がり率上位、石油石炭製品、海運業、サービス業、鉱業、ゴム製品などが値下がり率上位に並んでいる。


　東証プライムの売買代金上位では、近鉄GHD (TYO:9041)、アドバンテスト (TYO:6857)、スクリーンHD (TYO:7735)、メルカリ (TYO:4385)、7＆iHD (TYO:3382)、NEC (TYO:6701)、富士通 (TYO:6702)、SHIFT (TYO:3697)、MS＆AD (TYO:8725)、三井住友 (TYO:8316)、東電力HD (TYO:9501)などが上昇。
他方、川崎重 (TYO:7012)、TOWA (TYO:6315)、IHI (TYO:7013)、ルネサス (TYO:6723)、SMC (TYO:6273)、ヤマハ発 (TYO:7272)、村田製 (TYO:6981)、さくら (TYO:3778)、フジクラ (TYO:5803)、リクルートHD (TYO:6098)、ソシオネクスト (TYO:6526)、資生堂 (TYO:4911)などが下落している。