[18日 ロイター] -
(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 5971.95(‐58.37) 前営業日終値 6030.32(+168.15)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 9463.64(+86.43) 前営業日終値 9377.21(+242.10)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 4239.76(+6.29) 前営業日終値 4233.47(+122.81)
<ロンドン株式市場> 5営業日ぶりに反落。英国の欧州連合(EU)離脱の可能性 が不安視され相場の重しとなった。鉱業株も値を下げた。 米資産運用大手パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PI MCO)は18日、メディア向けのメモで英国のEU離脱、いわゆる「BREXIT(ブ リクジット)」の可能性を4割と見込んでいることを明らかにした。 キャメロン英首相はこの日、EU残留に向けて提示したEU改革案を通すための「二 度とない」協議に挑んでいる。EU各国の首脳は新たな加盟条件の合意について、いくつ かの障害が残っているだけだとしている。 鉱業株指数 .FTNMX1770 は2.01%低下した。資源大手アングロ・アメリカン
<欧州株式市場> 反落して取引を終えた。エネルギーや鉱業関連の株が売られて全 体水準を押し下げた。 FTSEユーロファースト300種 .FTEU3 は1.76ポイント(0.14%)安の 1293.92で取引を終えた。取引時間の早い段階では1304.97と2月4日以来 の高値をつける局面もあった。DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は2.57 ポイント(0.09%)安の2895.15だった。 STOXX欧州600石油・ガス株指数 .SXEP は0.92%下落した。米原油在庫 の増加で供給過剰懸念が再燃し、原油価格の重しとなった。 決算が市場予想に届かなかったスイスの食品大手ネスレ NESN.VX は3.7%値下が りした。経済が弱含む中で商品の値上げが厳しくなってきているとしている。 英国が欧州連合(EU)を離脱する可能性を不安視して市場心理が悪化した面もあっ た。キャメロン英首相は英国のEU残留に向けた条件を域内各国の首脳と協議している。 鉱業株も売られた。前日の反発で利益確定売りが出た。STOXX欧州600鉱業株 指数 .SXPP は前日に約8%上昇し、この日は1.06%安となった。 一方、STOXX欧州600テクノロジー株指数 .SX8P は1.53%上昇した。フ ランスの情報技術(IT)サービス大手キャップ・ジェミニ CAPP.PA は4.4%値上が りした。昨年の営業利益が通年で20%増加したほか、今年はさらに拡大するとの見通し を示したことが好感された。 欧州半導体大手STマイクロエレクトロニクス STM.MI は5.2%上昇した。UBS が投資判断を「売り」から「ニュートラル」に引き上げたことが材料視された。