[4日 ロイター] -
(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6199.43(+68.97) 前営業日終値 6130.46(‐16.60)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 9824.17(+72.25) 前営業日終値 9751.92(‐24.70)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 4456.62(+40.54) 前営業日終値 4416.08(‐8.81)
<ロンドン株式市場> 反発。今年に入って初めて3週連続で上昇した。主な産業用 金属が値上がりし、鉱業株が買われた。 銅価格は4カ月ぶりに近い高値をつけた。鉱業株指数 .FTNMX1770 は8.07%上昇 。個別銘柄では英豪系リオ・ティント RIO.L とチリのアントファガスタ ANTO.L 、英豪 系BHPビリトン BLT.L 、英アングロ・アメリカン AAL.L 、スイスのグレンコア
<欧州株式市場> 反発。底堅い米雇用統計の発表で市場心理が好転したほか、金属 価格の上昇で鉱業株が買われた。自動車株も7日続伸した。 FTSEユーロファースト300種 .FTEU3 は9.04ポイント(0.68%)高の 1344.62で取引を終えた。週間ベースで3週続伸した。DJユーロSTOXX50 種指数 .STOXX50E は24.48ポイント(0.81%)高の3037.35だった。 2月の米雇用統計は、雇用市場の底堅さを最も明確に示す兆しとなった。米経済の先 行き懸念はさらに和らぎ、米連邦準備理事会(FRB)が今年、徐々に利上げを進めるこ とを可能にしそうだ。 この日は主要な産業用金属が値上がりした。需要増加や生産削減への期待が追い風と なった。英豪系リオ・ティント RIO.L とチリのアントファガスタ ANTO.L 、英豪系BH Pビリトン BLT.L 、英アングロ・アメリカン AAL.L 、スイスのグレンコア GLEN.L が5 .9%から11.9%上昇した。 STOXX欧州600自動車・部品株指数 .SXAP は0.90%上昇した。4.2% の値上がりとなったドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW) VOWG_p.DE がけん 引した。ジュネーブ国際自動車ショーで、中国市場について前向きなコメントをしたこと が好感された。今年に入って大きく売り込まれていたことから、割安感が出て買われた面 もある。 油田掘削を手がけるノルウェーのシードリル SDRL.OL とスイスのトランスオーシャ ン RIG.N は38.8%と20.2%の急騰。トレーダーらは、売り持ちポジション解消 のための買い戻しが入ったと指摘していた。シードリルは、ノルウェーの富豪で筆頭株主 のジョン・ フレドリクセン氏が、同社に資金を注入するかもしれないとの観測も買い材 料視された。 一方、イタリアの銀行カリジェ CRGI.MI は9.6%安。欧州中央銀行(ECB)が カリジェに新たな事業計画の提出を求めたことが嫌気された。イタリアの銀行大手モンテ ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(モンテ・パスキ) BMPS.MI とウニクレディト CRDI.MI も1.0%と2.2%の連れ安となった。