欧州株式市場サマリー（17日）

© Reuters. 欧州株式市場サマリー（17日）

［１７日　ロイター］ -

（カッコ内は前営業日比）

ＦＴ１００種総合株価指数（ロンドン） .FTSE 　終値　　　　　　6201.12（＋25.63） 前営業日終値　　　6175.49（＋35.52）

クセトラＤＡＸ指数（フランクフルト） .DAX 　終値　　　　　　9892.20（‐91.21） 前営業日終値　　　9983.41（＋49.56）

ＣＡＣ４０種平均指数（パリ） .FCHI 　終値　　　　　　4442.89（‐20.11） 前営業日終値　　　4463.00（‐9.63）

＜ロンドン株式市場＞　続伸。米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が前日、金利を据え置い て緩和的な金融政策を維持したことからドルが下落。割安感が出たドル建て資産の原油や 金属が値上がりし、鉱業株が買われた。 ＦＴ１００種総合株価指数 .FTSE の構成銘柄は鉱業株が多く、この日は欧州相場よ りも好調で、２５．６３ポイント（０．４２％）高の６２０１．１２で終了した。 鉱業株指数 .FTNMX1770 は７．４８％上昇し、部門別で最も伸びた。個別銘柄ではリ オ・ティント RIO.L やＢＨＰビリトン BLT.L 、アントファガスタ ANTO.L 、グレンコア GLEN.L 、アングロ・アメリカン AAL.L が５．４％から９．８％上昇した。 原油・天然ガス株指数 .FTNMX0530 は１．９５％上昇した。主要産油国が生産量の凍 結に向けて会合の準備を進めていることを背景に原油が値上がりした。 イングランド銀行（英中央銀行、ＢＯＥ）は１７日、政策金利の据え置きを決めたが 株価への影響はなかった。ＢＯＥは、欧州連合（ＥＵ）離脱の是非を問う国民投票に関す る不透明感でポンドが打撃を受けたとの認識を示した。　

＜欧州株式市場＞　反落。米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が前日、今年の利上げ回数が 想定より少なくなると示唆したことから、外為市場でドル安・ユーロ高が進み、輸出企業 の株が売られた。 ＦＴＳＥユーロファースト３００種指数 .FTEU3 は１．７６ポイント（０．１３％） 安の１３４０．０４。 ＤＪユーロＳＴＯＸＸ５０種指数 .STOXX50E は１８．９５ポイン ト（０．６２％）安の３０４３．１０。 ドイツのクセトラＤＡＸ指数 .GDAXI は０．９１％、フランスのＣＡＣ４０指数<.FC HI>は０．４５％それぞれ低下した。 ＦＲＢは１６日に政策金利の据え置きを決定。米経済の緩やかな拡大と「雇用の力強 い伸び」が年内の利上げを可能にするとしたが、その回数については前回１２月時点の想 定と比べて半分となる０．２５％ポイントの引き上げ２回にとどまることを示唆した。 ＳＴＯＸＸ欧州 ６００自動車・部品株指数 .SXAP は１．０７％低下した。主要な輸 出企業であるフランス自動車大手のルノー RENA.PA やＰＳＡプジョー・シトロエン、ドイツのダイムラー DAIGn.DE やＢＭＷ BMWG.DE は１．２％から２．０％値下が りした。 決算で多額の評価損を計上したオーストリアの不動産大手イモフィナンツ IMFI.VI は１１．５％下落した。ウィーン・インシュランス・グループ VIGR.VI は１７．９％の 急落だった。昨年通期の決算が期待外れの内容だった。 ＳＴＯＸＸ欧州６００鉱業株指数 .SXPP は６．３７％上昇した。ドル安の影響でド ル建て資産である金属に割安感が出た。銅やアルミニウムが買われ、鉱業株の追い風とな った。英豪系資源大手のリオ・ティント RIO.L とＢＨＰビリトン BLT.L 、チリの銅生産 大手アントファガスタ ANTO.L 、スイスの商品取引・資源大手グレンコア GLEN.L は５． ４％から９．５％上昇した。