8日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり103銘柄、値下がり106銘柄、変わらず16銘柄となった。 日経平均は反落。
前日比88.21円安の15661.63円（出来高概算11億3000万株）で前場の取引を終えた。
7日の米国市場でNYダウは174ドル安となった。
為替市場で急激にドル安が進行したことで、世界経済の後退懸念が高まった。
日経平均はこうした流れを受けて152円安からスタートすると、前日に決算発表したファーストリテ (T:9983)の急落も重しとなり、一時下げ幅を278円安まで拡大した。
ただ、麻生財務相の発言を受けて為替相場が1ドル＝108円台後半まで円安方向に戻し、日経平均も下げ幅を縮めた。
値下がり寄与トップはファーストリテとなり、1銘柄で日経平均を約136円押し下げた。
11.4％安と急落し、東証1部下落率トップだった。
前日に上期決算を発表しているが、営業利益は前年同期比34％減の993億円と5期ぶりの減益となった。
また、16年8月期の通期営業利益見通しを1800億円から1200億円に下方修正している。
上期実績、修正後の通期予想ともに市場コンセンサスを下回る内容だった。
一方、値上がり寄与トップはファナック (T:6954)、同2位は7&I-HD (T:3382)となった。
7&I-HDは前日に通期決算と会長退任を発表している。
セブン-イレブン・ジャパンの好業績をけん引してきた井阪社長の留任や、17年2月期の堅調な業績見通しなどがポジティブ視されているようで、4.1％の上昇となった。
日経平均構成銘柄の上昇率トップはヤフー (T:4689)で4.6％高だった。
*11:30現在 日経平均株価 15661.63(-88.21) 値上がり銘柄数 103(寄与度+90.56) 値下がり銘柄数 106(寄与度-178.77) 変わらず銘柄数 16 ○値上がり上位銘柄 コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度 (T:6954) ファナック 16805 305 +11.96 (T:3382) 7&I-HD 4671 182 +7.14 (T:8035) 東エレク 6951 173 +6.79 (T:6971) 京セラ 4715 85 +6.67 (T:6762) TDK 5820 100 +3.92 (T:9984) ソフトバンクG 5631 27 +3.18 (T:2914) JT 4641 80 +3.14 (T:4503) アステラス薬 1434.5 14 +2.75 (T:4507) 塩野義 5286 56 +2.20 (T:4911) 資生堂 2444 49.5 +1.94 (T:4063) 信越化 5756 49 +1.92 (T:9735) セコム 7953 47 +1.84 (T:6473) ジェイテクト 1340 42 +1.65 (T:7733) オリンパス 4160 40 +1.57 (T:6301) コマツ 1777.5 35 +1.37 (T:2801) キッコーマン 3555 35 +1.37 (T:2503) キリンHD 1558 34 +1.33 (T:6952) カシオ 2110 29 +1.14 (T:2502) アサヒ 3368 29 +1.14 (T:7269) スズキ 2938 28 +1.10 ○値下がり上位銘柄 コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度 (T:9983) ファーストリテ 27025 -3465 -135.91 (T:4021) 日産化 2683 -115 -4.51 (T:7203) トヨタ 5345 -79 -3.10 (T:1925) 大和ハウス 2963 -58 -2.27 (T:7270) 富士重 3345 -53 -2.08 (T:5108) ブリヂストン 3873 -43 -1.69 (T:6902) デンソー 3964 -42 -1.65 (T:6758) ソニー 2778.5 -41.5 -1.63 (T:4452) 花王 5614 -36 -1.41 (T:7751) キヤノン 3107 -24 -1.41 (T:4502) 武田 5121 -34 -1.33 (T:7267) ホンダ 2835 -17 -1.33 (T:8801) 三井不 2521.5 -30.5 -1.20 (T:4901) 富士フイルム 4048 -26 -1.02 (T:8766) 東京海上 3422 -51 -1.00 (T:5802) 住友電 1220 -25 -0.98 (T:7951) ヤマハ 3255 -25 -0.98 (T:8058) 三菱商 1756 -19.5 -0.76 (T:2802) 味の素 2481 -19 -0.75 (T:4568) 第一三共 2495.5 -19 -0.75 (12:20作成）