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日経平均は5日ぶり反発、円安で一時200円超高、後場伸び悩み

発行済 2021-11-11 15:58
更新済 2021-11-11 16:00
© Reuters.
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日経平均は5日ぶり反発。
10日の米国市場でNYダウは続落し、240ドル安となった。
10月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る伸びを見せ、インフレや早期利上げへの懸念が再燃した。
本日の日経平均はこうした流れを引き継いで60円安からスタートしたが、円相場の下落を受けて買いが入り、前引けにかけて一時29336.03円(前日比229.25円高)まで上昇。
ただ、明朝のMSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)指数構成銘柄見直し発表を前にした手控えムードなどから、後場に入ると伸び悩んだ。


大引けの日経平均は前日比171.08円高の29277.86円となった。
東証1部の売買高は11億
9030万株、売買代金は2兆4883億円だった。
業種別では、非鉄金属、倉庫・運輸関連業、卸売業が上昇率上位だった。
一方、石油・石炭製品、鉱業、建設業が下落率上位だった。
東証1部の値上がり銘柄は全体の39%、対して値下がり銘柄は56%となった。


個別では、レーザーテック (T:6920)が2%超、ファナック (T:6954)が3%超上昇したほか、ソフトバンクG (T:9984)、東エレク (T:8035)、ソニーG (T:6758)などがしっかり。
決算発表銘柄では昭電工 (T:4004)が7%近く上昇し、近鉄エクス (T:9375)や凸版印 (T:7911)、アイフル
(T:8515)も大幅高となった。
後場決算発表した安藤ハザマ (T:1719)はストップ高。
また、電子署名法の認定取得を発表した日本通信 (T:9424)は商いを伴って急伸し、凸版印による株式公開買付け(TOB)が発表されたトッパンF (T:7862)は買い気配のままストップ高比例配分となった。
一方、資生堂 (T:4911)とアサヒ (T:2502)は決算を受けて揃って4%近い下落。
後場決算発表したENEOS (T:5020)はマイナス転換し、2%超下落した。
キーエンス (T:6861)やリクルートHD (T:6098)は小安い。
また、パンパシHD (T:7532)が業績下振れ懸念から急落し、グレイス (T:6541)は連日で売り気配のままストップ安比例配分となった。

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