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トヨタ自の決算後の動きが市場全体のセンチメントに影響与えるか

発行済 2016-02-05 12:09
更新済 2016-02-05 12:33
トヨタ自の決算後の動きが市場全体のセンチメントに影響与えるか
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 日経平均は4日続落。
253.43円安の16791.56円(出来高概算15億7000万株)で前場の取引を終えている。
ザラバベースでの16800円割れは1月29日以来となる。
米12月製造業受注指数が予想を下振れたことなどから米国の追加利上げ観測が後退し、為替市場では1ドル116円台に突入。
これが嫌気される流れからシカゴ日経225先物清算値は大阪比255円安の16815円と大きく下げており、これにさや寄せする格好となった。
 売り一巡後は下げ渋りをみせ、前場半ばには一時16893.12円まで下げ幅を縮める場面もみられた。
しかし、米雇用統計の発表を控えていることもあってか戻りは鈍く、前引けにかけては再び16800円を下回っている。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1500を超えており、全体の8割近くを占めている。
セクターでは石油石炭、鉱業、精密機器、非鉄金属がしっかり。
一方で不動産、その他金融、証券、銀行、ゴム製品、輸送用機器が3%を超える下落となっている。
 日経平均は狭いレンジ内での推移が続いており、ボリンジャーバンドでは-1σの水準で踏ん張りをみせている。
パラボリックではSAR値に接近しており、16715円辺りまで下げてくると、陰転シグナルを発生させてくる。
MACDはシグナルとの乖離が縮小してきており、16700円を割り込んでくるようだと、陰転シグナルを発生させてくる可能性がある。
 また、本日はトヨタ自 (T:7203)の決算が予定されている。
足元の株価は1/21安値6392円にじりじりと接近していることもあり、この安値を割らずに切り返せるかを見極めたいところ。
目先的な底入れが意識されていた水準なだけに、これを割り込むと市場全体のセンチメント悪化につながろう。
(村瀬 智一)

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