[ブラジリア 18日 ロイター] - ブラジル中央銀行は18日、政策金利を50ベーシスポイント(bp)引き下げ、過去最低の5.50%とすることを決定した。予想通りの措置で、インフレが目標を大きく下回る中、さらなる緩和余地があることを示唆した。
7月の会合に続く利下げ決定で、全会一致だった。
中銀は政策会合後の声明で、数カ月以内の追加利下げを示唆する文言を維持した。
「金融政策委員会(COPOM)は、良好なインフレ見通しが強まっていることから刺激策の追加調整が可能になるとみている」とし、政策の次の動きが見通しに左右されることを改めて示した。
ブラジルの消費者物価指数(CPI)は8月に前年同月比3.43%上昇と中銀の目標である4.25%を大幅に下回った。
16日公表された中銀のエコノミスト調査では、2019年末のインフレ率は3.43%、2020年末の政策金利は5.00%と予想されている。