[チューリヒ 19日 ロイター] - 英下院のバーコウ議長は19日、欧州連合(EU)離脱の是非を問う2回目の国民投票の実施は排除しないとの考えを示した。
バーコウ議長はチューリヒ大学で行われたイベントで、「議会が決定した場合、英国は条件での合意の有無にかかわらずEUを離脱することができる。そうでなければ、EU基本条約(リスボン条約)50条の(発動)延期を求めることもできる」とし、離脱を巡る現在の膠着状態の脱却に向け交渉を一段と進めることのほか、総選挙の実施、2回目の国民投票の実施などが選択肢として挙げられると述べた。
バーコウ氏は2009年に下院議長に就任。向こう数週間で退任する。