[ワシントン 6日 ロイター] - オバマ前米政権時の当局者らが6日、一堂に会し、2020年の大統領選で民主党候補指名を目指すバイデン前副大統領を支持する資金集めのイベントを開催した。
オバマ政権で8年間、副大統領を務めたバイデン氏は20年大統領選の世論調査でライバルのウォーレン上院議員にトップの座を脅かされているほか、資金集めでは調達額が同議員を下回っている。
過去数カ月にバイデン氏の選挙運動がやや失速し、オバマ前政権当局者らの支持が十分でないことが一因と指摘されていた。6日のイベントは資金集めのほか、こうした見方を払拭する狙いもある。
イベントにはオバマ政権時に大統領首席補佐官を務めたビル・デイリー氏とピート・ローズ氏、国務副長官を務めたアントニー・ブリンケン氏、運輸長官だったアンソニー・フォックス氏、米通商代表部(USTR)代表だったマイケル・フロマン氏らをはじめ、50人以上の元当局者が参加。ゲストとして招かれたバイデン氏は「ホームに戻ってきたようだ」と語った。
ただオバマ前大統領の姿はなかった。オバマ氏はまだ、どの候補への支持も表明していない。