[シンガポール 18日 ロイター] - 原油先物価格はアジア時間に反落。米原油在庫の予想外の増加が嫌気されている。ただ、来年の需要増への期待を背景に下値は限定的。
前週発表された米中による「第1段階」の通商合意を受けて原油相場の下押し圧力は弱まっている。
0110GMT(日本時間午前10時10分)時点で、ブレント先物 (LCOc1)は0.21ドル(0.32%)安の1バレル=65.89ドル。前日は1.2%上昇した。米WTI (CLc1)は0.31ドル(0.51%)安の60.63ドル。
米石油協会(API)の発表によると、13日までの1週間の国内原油在庫は前週比470万バレル増の4億5200万バレルだった。アナリスト予想の130万バレル減に反して増加した。
アクシトレーダーの市場ストラテジスト、スティーブン・イネス氏は、米原油在庫の増加で相場の急騰が止まったが、「流れが一変する可能性は低い」と指摘。通商合意による安心感の買いから需要を中心とする原油市場の根本的な変化に投資家の注目が移っていると述べた。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20191218T023311+0000