[ワシントン 22日 ロイター] - 米共和党の重鎮でトランプ大統領に批判的とされるミット・ロムニー上院議員は22日、18日に死去したルース・ギンズバーグ最高裁判事の後任人事を巡り、トランプ氏が指名する候補者について、11月の大統領選挙前の承認採決を支持する立場を表明した。承認手続きを担う上院では、選挙前の承認に向けた環境整備が整いつつある。
トランプ氏はギンズバーグ氏の後任候補を26日午後5時(日本時間27日午前6時)に発表する見通しだと明らかにした。
選挙前に上院で承認採決を実施すべきだと主張している。
一方、民主党は、大統領選が終わるまで手続き進めるべきでないと主張している。
上院(定数100)で与党共和党は53議席を占める。選挙前の承認採決を阻止するには共和党内で4人が反対する必要がある。
共和党内ではこれまで、スーザン・コリンズ、リサ・マカウスキ両議員が大統領選前の承認を見送るべきだとの立場を表明している。
2人の共和党関係者は、大統領選前の承認採決に向け党内で十分な支持が集まっていると語った。
トランプ氏は候補として2名の女性に言及している。シカゴに本部を置く第7巡回区控訴裁のエイミー・コニー・バレット氏と、アトランタに本部を置く第11巡回区控訴裁のバーバラ・ラゴア氏だ。
21日にはホワイトハウスでバレット氏と会談。今週中にラゴア氏と会談する予定だとしている。
*トランプ大統領の発言を追加しました