[ベルリン 23日 ロイター] - ドイツの市場調査グループGfKが発表した10月の独消費者信頼感指数はマイナス1.6と、前月のマイナス1.7(改定値)から改善した。ただ市場予想のマイナス1.0は下回り、新型コロナウイルス危機からの迅速な回復には個人消費の戻りが十分でないことを示す結果となった。
GfKのロルフ・ビュルクル氏は、このところ新たな新型コロナウイルス感染者数が増加し、抑制策が再導入されるリスクは高まっているものの、消費者心理は落ち着いていると指摘。戦後最悪のリセッション(景気後退)脱出に向けた大規模な消費・企業支援策は正しかったようだ、とした。
ただ同氏は、ここから一段と消費者心理が改善するかは、新型コロナ流行状況と雇用市場の動向次第だ、と述べた。