[東京 24日 ロイター] - 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は24日、昨今の主要スポーツイベントの再開や新型コロナウイルスワクチン開発の進展を受けて、来年の東京五輪の開催に前向きな言葉を述べた。
今夏に実施されるはずだった東京五輪だが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により1年延期となった。
ここ数カ月の間でも新型コロナウイルスの世界的感染拡大は継続しており、来年の五輪実現の可能性に影を落としているが、バッハ会長はIOCの調整委員会の会合で、「ゆっくりとだが、確実にスポーツが戻りつつある。それは、われわれがワクチンなしでも安全にスポーツイベントを実施できるということを世界に示している」とコメント。「ワクチン開発についても、とても良い知らせを受けている」とも語った。