[ソウル 25日 ロイター] - 韓国政府は25日、例年多くの人が帰省する秋夕(中秋節)の連休期間を含む9月28日ー10月11日に社会的距離の規制を強化すると発表した。
新型コロナウイルスの集団感染が発生するリスクがあるとしている。
ナイトクラブやバーなど、感染リスクが高いソウル首都圏の少なくとも11の施設が規制強化の対象となる。
同国では現在、屋内50人以上・屋外100人以上の集会や行事を禁止する「第2段階」の社会的距離の確保が施行されている。
韓国の新型コロナの新規感染者は8月末に440人を超えたが、その後は減少傾向にある。
ただ、政府は連休期間中に感染が再拡大する恐れがあると警戒しており、オンライン帰省や墓掃除の代行サービスの利用を呼び掛けている。
同国の疾病対策予防センターによると、24日深夜の時点で新規の感染者は114人。累計の感染者は2万3455人、死者は395人となっている。