[ジュネーブ 25日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は25日、インフルエンザワクチンの需要が増え、北半球の一部の国では追加で入手することが困難になっていると指摘した。
WHOは新型コロナウイルスとインフルエンザが同時に流行することを警告し、インフルエンザの予防接種を受けるよう勧めている。
WHOのインフルエンザ担当部局トップ、アン・モーエン氏は記者会見で「一部の国は追加のワクチン入手に苦慮している」と述べた。具体的な国名は明かさなかった。
オーストラリアや南アフリカを含む南半球の国々では、社会的距離や移動制限によって今シーズンはインフルエンザの流行が抑えられていると指摘。北半球も同様ならインフルエンザの感染は抑制されるかもしれないと述べた。