[ニューヨーク 13日 ロイター] - 米国時間の原油先物価格は、中国の堅調な経済指標が供給回復を相殺して反発。ただ、新型コロナウイルスの感染増加により世界的な石油需要回復が遅れるとの見方で上値は抑えられた。
清算値は、北海ブレント先物 (LCOc1)が0.73ドル(1.8%)高の1バレル=42.45ドル。米WTI先物 (CLc1)は0.77ドル(約2%)高の40.20ドルだった。前日は約3%安下げていた。
世界最大の原油輸入国である中国では、9月の輸入が日量118万バレルと、前月から5.5%、前年から17.5%それぞれ増加した。
また、国際エネルギー機関(IEA)は13日に公表した年次の世界エネルギー見通しで、新型コロナワクチンや治療法により世界経済は2021年に回復し、エネルギー需要も23年までに回復すると予測。一方、回復が遅れるシナリオではエネルギー需要の回復も25年まで後ずれするとした。