[ブラジリア/ワシントン 25日 ロイター] - ブラジルのボルソナロ大統領とバイデン米大統領が、来月会談する見通しとなった。6月にロサンゼルスで開催される北米・中南米カリブ諸国による米州首脳会議への招請をボルソナロ氏が受け入れたことで実現したもので、2人の関係筋がロイターに明らかにした。
ブラジル大統領官邸、米ホワイトハウス、米国務省のコメントは得られていない。
ボルソナロ氏の側近は、両首脳は「ほぼ確実に」会談すると発言。ただワシントンの関係筋は、会談の詳細はまだ詰められていないと話している。
ボルソナロ氏はトランプ前米大統領の信奉者で、バイデン大統領とはまだ会談していない。米州首脳会議への参加は予定していなかったが、関係筋によると、バイデン氏が24日に元上院議員のクリストファー・ドッド氏を特使として派遣し、個別会談を提案して出席を説得したという。
会議では移民や環境問題が話し合われるほか、民主主義を示す場となることが期待されている。しかし、メキシコのロペス・オブラドール大統領も米州全ての国が招待されなければ出席しないと表明し、中南米2大国の指導者が欠席する可能性が出ていた。