[キーウ(キエフ)/ワルシャワ/ワシントン 18日 ロイター] - ウクライナは18日、ミサイルが着弾し2人が死亡したポーランド南東部の現場にウクライナの専門家が入り、作業を開始したと明らかにした。ウクライナが調査にどのような役割を果たすかについては協議が続いている。
ポーランドに着弾したミサイルについて、ポーランドと西側諸国はウクライナの迎撃ミサイルの公算が大きいという認識を示している一方、ウクライナは「ロシアの痕跡」を示す証拠を持っているとしている。
ウクライナのクレバ外相は、ウクライナの専門家が爆発現場で作業を開始したとツイッターに投稿。「専門家の立ち入りを許可したポーランドに感謝する。最も親しい友人としてオープンで建設的な方法で協力していく」とした。ただ、ウクライナが要請している調査への参加については言及しなかった。
ポーランドはウクライナの当局者による爆発現場の視察は可能としているが、調査への参加のほか、資料の閲覧については、調査を主導するポーランドと米国の同意が必要で、国際法や条約に沿って行われなければならなとしている。
ポーランドのカレタ司法次官は、ポーランドはウクライナと17日に「極めて集中的に連絡を取った」と表明。「ハイレベルな会談が行われた」としたが、協議の内容については明らかにしなかった。
ホワイトハウスのジャンピエール報道官は18日、米国とポーランドの当局者がポーランド南東部へのミサイル着弾を巡る事実を明らかにするためにウクライナと接触していると述べた。