[ソウル 2日 ロイター] - 北朝鮮は、米国の新たな北朝鮮人権問題担当特使であるジュリー・ターナー氏について、他国の内政に干渉しながら中傷に頼る「邪悪な」人物だと非難した。
ターナー氏はバイデン大統領が1月に特使に指名し、上院で先週承認された。
北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)によると、朝鮮人権研究協会の報道官は、ターナー氏が人権問題で「中傷」を繰り広げ、北朝鮮をののしることで「悪名」を得ていると指摘。
「(ターナー氏の)不条理な発言は、人権の概念すら知らない人間か、主権国家の内政に干渉し誹謗中傷することを楽しむ米国の常習的な悪習慣を体現する人権侵害者のぼやきに過ぎない」と述べた。
「このような邪悪な女性」の任命は米国の北朝鮮敵視政策を浮き彫りにするものだとし、「正義の報復措置」を警告した。
また、KCNAはこれとは別に、フランスが韓国と合同航空訓練を行ったとし、緊張をエスカレートさせていると非難した。