[北京 23日 ロイター] - 中国生態環境省は23日、2020年の金属スクラップ輸入数量規制を発表した。廃棄物の輸入ゼロを目指す同国の取り組みの一環。
ハイグレードの銅スクラップは27万0885トン、アルミスクラップは27万5465トンが上限。
中国は2020年末までに、廃棄物に分類される金属スクラップの輸入を停止する制度の導入を目指している。
同国は環境上の理由で今年7月に金属スクラップに関する規制を強化。金属消費大国の中国が主要供給源の不足に直面する可能性への懸念が出ている。
現在、金属スクラップは固形廃棄物に分類されているが、遅くとも2020年第2・四半期までには見直しが実施され、ハイグレードの銅・アルミスクラップは廃棄物ではなくなり、無制限に輸入が可能になる見通し。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20191224T020449+0000