日経平均は3日続伸。
1日の米国株式市場は高安まちまちだったが、1月雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を大きく上回り、為替市場では1ドル=109円台まで円安が進行。
週明けの日経平均は堅調な米経済や円安を好感して43円高からスタートすると、前場には20922.58円(前週末比134.19円高)まで上昇する場面があった。
ただ、ソニー (T:6758)など決算が市場の期待に届かなかった銘柄では売りがかさみ、日経平均は20800円台から20900円台前半でもみ合う展開が続いた。
大引けの日経平均は前週末比95.38円高の20883.77円となった。
東証1部の売買高は13億2895万株、売買代金は2兆2729億円だった。
業種別では、その他製品、石油・石炭製品、金属製品が上昇率上位で、その他も全般堅調。
海運業のみ小幅に下落した。
東証1部の値上がり銘柄は全体の89%となった。
個別では、任天堂 (T:7974)が5%の上昇。
前週末は決算を受けて急落したが、一転して押し目買い優勢となった。
前週末の決算発表銘柄ではキーエンス (T:6861)、日立 (T:6501)などが大きく買われた。
その他売買代金上位では武田薬 (T:4502)、トヨタ自 (T:7203)、三菱UFJ (T:8306)、三井住友 (T:8316)などが堅調。
ソフトバンクG (T:9984)は小幅に上昇した。
また、直近四半期の業績急回復が好感されたガンホー (T:3765)が大商いで東証1部上昇率トップとなり、大塚商会 (T:4768)はストップ高水準まで買われた。
一方、前述のソニーは売買代金トップで8%の下落。
半導体事業などの業績下振れがネガティブ視された。
ホンダ (T:7267)も決算が市場予想を下回り、3%超下落した。
その他売買代金上位ではファーストリテ (T:9983)、ファナック (T:6954)、KDDI (T:9433)がさえない。
ZOZO (T:3092)は3%近く下落した。
また、ネクステージ (T:3186)などが東証1部下落率上位に顔を出した。