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米4月雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を下回り、米国の6月利上げ観測は後退した。
しかし、為替相場が1ドル=107円台で落ち着きを見せていたことが安心感につながり、日経平均は自律反発の流れから119円高でスタートした。
寄り付き後は上げ幅を186円高まで広げ16300円に迫る場面もあったが、買い戻しが一巡すると前引けにかけて伸び悩んだ。
後場は商いの薄いなかこう着感が強まったものの、麻生財務相が為替介入を示唆したことなどでじり高となり、3ケタの上昇で本日の取引を終えた。
大引けの日経平均は前週末比109.31円高の16216.03円。
東証1部の売買高は17億1849万株、売買代金は1兆7317億円だった。
業種別では、小売業、不動産業、水産・農林業が上昇率上位だった。
一方、鉄鋼、精密機器、海運業が下落率上位だった。
◆注目銘柄◆ トヨタ自 (T:7203)、ソニー (T:6758)、ソフトバンクグ (T:9984)などが上昇したほか、メガバンク株もしっかり。
7&iHD (T:3382)は5%近い上昇。
決算関連では、前週末に前期業績の上方修正を発表した小野薬 (T:4528)が商いを伴って3%超の上昇。
取引時間中に決算発表した三菱重工 (T:7011)も5%を超える上昇に。
また、東証1部ではNEXYZ. (T:4346)、新日科学 (T:2395)、インタワクス (T:6032)などがストップ高で東証1部上昇率上位となった。
一方、JFE (T:5411)は5%超の下落。
LIXIL G (T:5938)やHOYA (T:7741)は取引時間中に発表した決算を受けて4%を超える下げ。
また、羽田空港工事でのデータ偽装を発表した東亜建 (T:1885)や、前期業績の下方修正を発表したベネッセHD (T:9783)が急落し、東証1部下落率上位となった。
--------------------------------------- 【日経平均は大幅続伸、円安を好感し300円超の上昇】10日(火) ■概況■16565.19、+349.16 10日(火)の日経平均は大幅続伸。
9日の米国株式市場では原油安が嫌気され、高安まちまちとなった。
しかし、麻生財務相が急激な為替変動には「介入する用意がある」と発言したことなどを受けて、為替相場は1ドル=108円台と円安に振れ、本日の日経平均はこれを好感して91円高からスタートした。
朝方は伸び悩む場面もあったが、1ドル=108円台後半まで円安が進むとともに日経平均も上げ幅を拡大する展開となった。
後場に入り16500円台を回復すると、その後も高値圏で堅調に推移した。
大引けの日経平均は前日比349.16円高の16565.19円となった。
東証1部の売買高は23億7282万株、売買代金は2兆4297億円だった。
業種別では、その他金融業、保険業、ガラス・土石製品など6業種が3%を超える上昇となった。
一方、下落したのは石油・石炭製品、鉱業の2業種のみだった。
◆注目銘柄◆ トヨタ自 (T:7203)、三菱UFJ (T:8306)、みずほ (T:8411)、ソニー (T:6758)、ファナック (T:6954)など売買代金上位は全般上昇。
ソフトバンクグ (T:9984)が3%高、KDDI (T:9433)が4%高となり指数をけん引した。
皮膚から投薬できる新技術開発と報じられた日東電 (T:6988)は8%を超える上昇。
教育IT関連のテーマ物色が続きスターティア (T:3393)やイーブック (T:3658)は連日のストップ高。
また、メディシス (T:4350)、イーレックス (T:9517)、新日科学 (T:2395)などが東証1部上昇率上位となった。
一方、三菱重工 (T:7011)から3790億円の支払い請求を受けたと伝わった日立 (T:6501)が軟調。
取引時間中に決算発表した大手商社では、三井物産 (T:8031)が2%近い下落となったほか、丸紅 (T:8002)は6%を超える下げに。
前日に前期業績の修正を発表したタカタ (T:7312)は7%超下落した。
また、サンケン電 (T:6707)、Uアローズ (T:7606)、東亜ディーケー (T:6848)などが東証1部下落率上位となった。
--------------------------------------- 【日経平均は小幅に3日続伸、トヨタ自の決算発表控え様子見ムード】11日(水) ■概況■16579.01、+13.82 11日(水)の日経平均は小幅に3日続伸。
米株高や原油相場の上昇に加え、為替相場が1ドル=109円台まで円安に振れていたことも好感され、日経平均は171円高でスタートした。
前場には一時上げ幅を249円まで広げ16800円台を回復したものの、同水準での上値の重さが意識されると急速に値を消し、マイナスに転じる場面も見られた。
後場に入ると、引け後にトヨタ自 (T:7203)の決算発表を控え様子見ムードが強まった。
市場では、今週末のオプションSQ(特別清算指数)に絡んだ思惑との見方も聞かれた。
大引けの日経平均は前日比13.82円高の16579.01円となった。
東証1部の売買高は21億2864万株、売買代金は2兆1875億円だった。
業種別では、機械、情報・通信業、倉庫・運輸関連業が上昇率上位となった一方、その他金融業、石油・石炭製品、陸運業が下落率上位だった。
◆注目銘柄◆ 前日に決算発表したソフトバンクグ (T:9984)のほか、ソニー (T:6758)、KDDI (T:9433)、NTT (T:9432)、NTTドコモ (T:9437)などが堅調。
クボタ (T:6326)やスズキ (T:7269)は4%前後上昇した。
日経平均構成銘柄では、住友重 (T:6302)が前期業績の大幅な上振れを受けて13%高と急伸。
また、教育IT関連として人気化しているイーブック (T:3658)が3日連続のストップ高となり、新日科学 (T:2395)、ネオス (T:3627)などとともに東証1部上昇率上位となった。
一方、トヨタ自がマイナスに沈んだほか、小野薬 (T:4528)や富士重 (T:7270)も小安い。
前日決算発表した銘柄では、武田薬 (T:4502)が5%近く下げ、オリックス (T:8591)も3%超下落した。
また、日本商業開発 (T:3252)、ジャムコ (T:7408)、東応化 (T:4186)などが東証1部下落率上位となった。
--------------------------------------- 【日経平均は4日続伸、米株安やトヨタ自の決算受け売り先行も切り返す】12日(木) ■概況■16646.34、+67.33 12日(木)の日経平均は4日続伸。
前日の米株安に加え、トヨタ自 (T:7203)が17年3月期の営業利益見通しを前期比4割減と発表したことも嫌気され、日経平均は119円安でスタートした。
朝方に一時下げ幅を204円まで広げる場面もあったが、売りが一巡すると16500円近辺でもみ合う展開となった。
後場に入ると、為替相場が1ドル=108.90円台まで円安に振れるとともに、日経平均もプラスに切り返した。
市場では、明日のオプションSQ(特別清算指数)を控えたポジション調整の動きとの見方が聞かれた。
大引けの日経平均は前日比67.33円高の16646.34円となった。
東証1部の売買高は20億6771万株、売買代金は2兆1713億円だった。
業種別では、繊維製品、鉄鋼、鉱業が上昇率上位だった。
一方、ゴム製品、医薬品、不動産業が下落率上位だった。
◆注目銘柄◆ ソニー (T:6758)が4%超、富士重 (T:7270)が3%超の上昇。
富士重は取引時間中に通期決算と「SUBARU」への商号変更を発表した。
前日決算発表した銘柄では、明治HD (T:2269)、ディーエヌエー (T:2432)、シスメックス (T:6869)などが急伸。
日産自 (T:7201)傘下で再建と伝わった三菱自 (T:7211)はストップ高比例配分に。
また、UACJ (T:5741)、トクヤマ (T:4043)、NEXYZ. (T:4346)などが東証1部上昇率上位となった。
一方、トヨタ自はマイナスで取引を終えたが、4%を超える下落で始まったのち下げ幅を縮めた。
決算発表を受けてブリヂス (T:5108)が6%近く下落したほか、カシオ (T:6952)は11%を超える下げ。
また、ヨロズ (T:7294)、銭高組 (T:1811)、イーブック (T:3658)などが東証1部下落率上位となった。
--------------------------------------- 【日経平均は5日ぶり大幅反落、SQに絡んだ買い先行も失速】13日(金) ■概況■16412.21、-234.13 13日(金)の日経平均は5日ぶり大幅反落。
12日の米国株式市場は高安まちまちだったが、日経平均はオプションSQ(特別清算指数)に絡んだ買いが影響して157円高でスタートした。
しかし、需給的な買いが剥落したことから日経平均は寄り付きを高値に失速、マイナスに転じ下げ幅を3ケタに広げた。
その後は16400円台後半を中心とした狭いレンジでの動きが続いたが、引けにかけて弱含んだ。
なおSQ値は16845.67円で、市場では「上に残す幻のSQ値となり、来週は弱い動きになりそうだ」との見方が聞かれた。
大引けの日経平均は前日比234.13円安の16412.21円となった。
東証1部の売買高は25億0197万株、売買代金は2兆5395億円だった。
業種別では、水産・農林業が5%下落したほか、鉱業、ゴム製品、パルプ・紙が下落率上位だった。
一方、その他製品、医薬品の2業種のみ小幅に上昇した。
◆注目銘柄◆ 三菱自 (T:7211)が朝高後下げに転じたほか、トヨタ自 (T:7203)、三菱UFJ (T:8306)、武田薬 (T:4502)、ファーストリテ (T:9983)などが軟調。
ソフトバンクグ (T:9984)やKDDI (T:9433)が3%超下げ指数を下押しした。
前日決算発表した楽天 (T:4755)は5%安、米アップルの株価下落を受け村田製 (T:6981)も4%超下げた。
前日まで連日のストップ高だった新日科学 (T:2395)は利益確定売りに押され急反落した。
また、Mimaki (T:6638)、カドカワ (T:9468)、旭ダイヤ (T:6140)などが東証1部下落率上位となった。
一方、前日に通期決算と三菱自の再建支援を発表した日産自 (T:7201)は4%高と上げが目立った。
また、トクヤマ (T:4043)、日写印 (T:7915)、ネクソン (T:3659)などが東証1部上昇率上位となった。
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