🐦 早起き鳥は 有望株を割安で見つけることができます。最大55%引きでInvestingProをブラックフライデーに手に入れましょう特別セールを請求する

第3四半期フィリピンGDP、前年比+6.2% 年内の利下げ見送りへ

発行済 2019-11-07 15:38
© Reuters. 第3四半期フィリピンGDP、前年比+6.2% 年内の利下げ見送りへ

[マニラ 7日 ロイター] - フィリピン統計局が発表した第3・四半期の同国の国内総生産(GDP)は前年同期比6.2%増と、ロイターがまとめたアナリストの予想中央値(6.0%増)を上回った。

政府支出の拡大が背景。第2・四半期は5.5%増だった。市場では年内の追加利下げの必要はなくなったとの見方が広がっている。

季節調整済み前期比では1.6%増だった。

今年の予算の承認が遅れたために滞っていた歳出計画の実施を政府が急いだため、公共支出は第2・四半期の7.3%増から9.6%増に伸びが拡大。

経済の60%弱を占める内需も5.9%増と、前期の5.5%増から加速した。

農業生産も前期の0.8%増から大幅に回復して3.1%増え、予想を上回る経済成長に寄与した。

一方、貿易戦争のリスクを背景に、輸出の伸びは前期の4.8%から0.2%に急減速。輸入の伸びはゼロだった。

9月の輸出は6カ月ぶりに減少に転じた。一部の主要貿易相手国の需要が低迷したことが背景。

フィリピン経済はアジア諸国の中でも際立って高成長が続いているが、米中貿易摩擦などの不透明要因があり、今年の経済成長目標である6─7%の達成が危ぶまれている。

ペルニア国家経済開発庁長官は、経済成長目標の下限を達成するには第4・四半期に少なくとも6.7%の成長が必要になるとの見方を示した。

ただ、景気の拡大が持続しないのではないかとの見方もある。

キャピタル・エコノミクスのアジア担当エコノミスト、アレックス・ホームズ氏は「第3・四半期の統計は力強い内容となったが、持続的な回復が始まったとは考えていない」と指摘。「プラス面を挙げれば、消費が引き続き、まずまずのペースで拡大するだろう。インフレ率の急激な鈍化で消費者の購買力が高まることが一因だ」と述べた。

GDPの発表に対し、マニラ市場の主要株価指数PSEi (PSI)や通貨ペソはほとんど反応していない。

フィリピン中銀は今年3回の利下げを実施。ジョクノ総裁は年内の利下げはないとの見通しを示している。

© Reuters. 第3四半期フィリピンGDP、前年比+6.2% 年内の利下げ見送りへ

キャピタル・エコノミクスは、来年50ベーシスポイント(bp)の追加利下げがあると予想している。

中銀は11月14日と12月12日に政策決定会合を開く。

*内容を追加しました。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます