(内容を追加しました) [上海 18日 ロイター] - 上海総合指数 .SSEC 前営業日比 売買代金概算 前場終値 3532.9850 30.1380高 3448.8億元(上海A株) 寄り付き 3510.5012 7.6542高 前営業日終値 3502.8470 53.5425高 5995.7億元(上海A株)
ハンセン指数 .HSI 前場終値 24145.14 243.65高 518.9億香港ドル 寄り付き 23938.63 37.14高 前営業日終値 23901.49 48.06安 800.9億香港ドル
中国株式市場は6営業日続伸して前場の取引を終えた。軟調な経済指標を受けて新た な景気刺激策が打ち出されるとの期待が高まり、鉄鋼や高速道路、不動産といった景気循 環株 .CSI300CI がにぎわった。 上海総合指数 .SSEC は30.1380ポイント(0.86%)高の3532.98 50。 大型株中心で深セン上場銘柄を含む滬深300指数 .CSI300 は39.073ポイン ト(1.04%)高の3796.195。
香港株式市場は反発して前引け。 ハンセン指数 .HSI は243.65ポイント(1.02%)高の2万4145.14 。 ハンセン中国企業株指数(H株指数) .HSCE は172.94ポイント(1.46% )高の1万2010.72。
2月の中国主要70都市の新築住宅価格は、前年同月比5.7%下落。国家統計局が 発表したデータに基づきロイターが算出した。旧正月の影響もあり、下落率は2011年 の調査開始以来で最大となった。 ただ、不動産株 .CSI300REI は上昇。交通銀行は、減税や住宅ローン貸出基準の緩和 を含む刺激策を政府が打ち出すと見込んでいる。 斉魯証券のアナリスト、ルオ・ウェンボ氏は「李克強首相が景気が下降し続ければ支 援に乗り出すと約束したため、指標が悪ければ悪いほど、刺激策が早期に打ち出されると の思惑が広がりやすくなっている」と述べた。
上海と香港の重複上場銘柄の価格差を測る指数 .HSCAHPI は130.81に上昇し、 約2カ月ぶりの高水準となった。 同指数は、100を超えると同一企業の上海株が香港株に対してプレミアムが付いて いることを示す。現在は香港株よりも上海株が30%割高であることを示している。中国 が成長押し上げのために金融政策を緩和する一方、米利上げが近付くにつれて香港が流動 性のタイト化に見舞われかねないとの見方が反映された格好だ。
アナリストらは、新たな資金が株式に流入している兆候があるとして、中国株式市場 は引き続きアウトパフォームすると見込んでいる。