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日経平均は337円高でスタート、ファーストリテやファナックなどが上昇

発行済 2021-12-08 09:24
更新済 2021-12-08 09:30
© Reuters.
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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28792.89;+337.29TOPIX;2006.18;+16.33


[寄り付き概況]

 8日の日経平均は337.29円高の28792.89円と続伸して取引を開始した。
前日7日の米国株式市場は続伸。
ダウ平均は492.40ドル高の35719.43ドル、ナスダックは461.76ポイント高の15686.92で取引を終了した。
新型コロナのオミクロン変異株による経済への影響が限定的で、景気回復期待が再燃し、寄り付き後、上昇。
さらに、金利動向の安定でハイテク株の買いも強く、終日堅調に推移した。


 今日の東京株式市場は買いが先行した。
昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がそろって続伸したことが東京市場の株価の支えとなった。
また、国内で新型コロナの新規感染者数が低水準で推移していることから、引き続き経済活動の活性化が期待され、株価支援要因となった。
さらに、昨日の米株式市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が5%近い大幅上昇となったことが東京市場の半導体関連株の買い手掛かり要因となった。
一方、北京冬季五輪の「外交ボイコット」問題を受けた米中対立の激化や、ウクライナを巡る米ロ関係の緊迫化など地政学リスクが意識され、東京市場の株価の重しとなった。
また、昨日の日経平均が500円を超す上げとなったことから短期的な利益確定売りも出やすかったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。
なお、取引開始前に発表された7-9月期の国内総生産
(GDP)改定値は実質前期比0.9%減、年率換算では3.6%減だった。
速報値は0.8%
減、年率では3.0%減だった。
QUICKがまとめた民間予測の中央値は速報値から変わらずだった。


 セクター別では、サービス業、保険業、その他製品、鉱業、精密機器などが値上がり率上位、不動産業、卸売業、倉庫運輸関連、ガラス土石製品、輸送用機器などが値下がり率上位に並んでいる。
東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG (T:9984)、ファーストリテ (T:9983)、任天堂 (T:7974)、川崎汽船 (T:9107)、ソニーG (T:6758)、キーエンス (T:6861)、アドバンテスト (T:6857)、ファナック (T:6954)、日本電産 (T:6594)、東京海上 (T:8766)、村田製 (T:6981)、SMC (T:6273)、イオン (T:8267)などが上昇。
他方、トヨタ (T:7203)、日産自 (T:7201)、日立 (T:6501)、三井物産 (T:8031)、三菱商事 (T:8058)、伊藤忠 (T:8001)、三菱地所 (T:8802)、クボタ (T:6326)などが下落している。


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