[11日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6461.70(‐38.34) 前営業日終値 6500.04(‐29.43)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 9862.53(+62.80) 前営業日終値 9799.73(+6.02)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 4225.86(‐2.05) 前営業日終値 4227.91(‐36.03)
<ロンドン株式市場> FT100種総合株価指数 .FTSE が38.34ポイント( 0.59%)安の6461.70と続落して取引を終えた。金属需要の低迷が懸念されて 鉱業株が下落したほか、配当落ち銘柄が売られたことも全体水準を押し下げた。 鉱業株指数 .FTNMX1770 は2.44%低下した。個別銘柄では、資源大手のリオ・テ ィント RIO.L とBHPビリトン BLT.L 、アングロ・アメリカン AAL.L 、ランドゴール ド ・リソーシス RRS.L が1.8%から2.9%下落した。 CMCマーケッツのアナリスト、ジャスパー・ロウラー氏は「世界や中国の経済減速 を反映して金や銀、鉄鉱石の価格が下落しており、鉱業部門はFT100種の重しになっ ている」と述べる。 鉄鉱石価格は供給過剰感から5年超ぶりの安値をつけた。アルミ CMAL3 とニッケル< CMNI3>、金 XAU= 、銀 XAG= の価格は0.2%から0.8%の下落となった。 この日配当落ちとなった資産運用会社アバディーン・アセット・マネジメント
<欧州株式市場> 小反発して取引を終えた。11月の米小売売上高が市場予想を上 回ったことで米国株が上昇し、欧州株も連れ高となった。 FTSEユーロファースト300種指数 .FTEU3 は0.22ポイント(0.02%) 高の1357.43で取引を終えた。DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は8 .16ポイント(0.26%)高の3159.11だった。 一方、大統領選の前倒しで政治的混乱が懸念されているギリシャでは、主要株価指数 .ATG が7.35%値下がりした。今週に入って約20%の下げとなる。サマラス首相が 指名した次期大統領候補が選ばれなかった場合、現政権は解散・総選挙に追い込まれ、E U主導の緊縮財政に反対する急進左派連合(SYRIZA)が優勢になるとみられている 。 欧州航空機メーカーのエアバス AIR.PA は4.3%下落した。2016年の損益が横 ばいとの見通しを示したことで失望感が広がった。 フランスの石油・ガスサービス、CGG GEPH.PA は11.2%の急落。競合のテク ニップ TECF.PA との合併について、フランス政府が懐疑的な見方をしているとの報道で 売られた。 一方、傘下に「ザラ」などのブランドを擁するスペインのアパレル大手インディテッ クス ITX.MC は期待通りの業績を示したことが好感され、株価が4.2%上昇した。