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日経平均は235円安でスタート、ダブル・スコープや川崎汽船などが下落

発行済 2022-06-29 09:32
更新済 2022-06-29 09:45
© Reuters.
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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;26814.23;-235.24TOPIX;1893.14;-14.24


[寄り付き概況]

 29日の日経平均は235.24円安の26814.23円と5日ぶり反落して取引を開始した。
前日28日の米国株式市場は続落。
ダウ平均は491.27ドル安の30946.99ドル、ナスダックは343.01ポイント安の11181.54で取引を終了した。
中国が新型コロナ規制の緩和を発表したため、世界経済の成長期待を受けた買いに、寄り付き後、上昇。
NY連銀のウィリアムズ総裁がインタビューで「経済が強く、景気後退は基本シナリオではない」と発言したことも買いを後押し。
しかし、その後発表された、6月の消費者信頼感指数や地区連銀製造業指数が予想以上に悪化し、景気減速懸念に伴う売り圧力が強まり下落に転じた。
引けにかけて、主要株式指数は下げ幅を拡大した。


 今日の東京株式市場は売りが先行した。
昨日の米株式市場で主要指数が大きく下落したことが東京市場の株価の重しとなり、中でも、ナスダック総合指数が2.9%下落、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.6%下落と、ダウ平均(1.5%下落)より下落率が大きかったことが東京市場のハイテク株や半導体関連株の株価を抑えた。

また、日経平均が昨日までの4日続伸で900円近く上げたことから、短期的な利益確定売りも出やすかった。
一方、外為市場で1ドル=136円10銭前後と昨日15時頃に比べ70銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場の輸出株などの支えとなった。
また、中国が新型コロナ感染防止の水際対策を緩和すると発表したことが中国経済の先行き懸念を和らげ、株価下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。
今日はマイクロアド (TYO:9553)が東証グロースに上場した。


 セクター別では、ゴム製品、海運業、ガラス土石製品、電気機器、金属製品などが値下がり率上位、石油石炭製品、鉱業、保険業、電気・ガス業が値上がりしている。

東証プライムの売買代金上位では、ダブル・スコープ (TYO:6619)、川崎汽船 (TYO:9107)、レーザーテック (TYO:6920)、東エレク (TYO:8035)、SUMCO (TYO:3436)、ベイカレント (TYO:6532)、東芝<
6502>、ブリヂストン (TYO:5108)、ダイキン (TYO:6367)、エムスリー (TYO:2413)、太陽誘電 (TYO:6976)、日本電産 (TYO:6594)、村田製 (TYO:6981)、ソニーG (TYO:6758)、リクルートHD (TYO:6098)などが下落。
他方、三菱重 (TYO:7011)、ヤマハ (TYO:7951)、パンパシHD (TYO:7532)、東電力HD (TYO:9501)、三菱自 (TYO:7211)、ホンダ (TYO:7267)、第一生命HD (TYO:8750)、T&DHD (TYO:8795)、三菱商事 (TYO:8058)、富士通 (TYO:6702)などが上昇している。


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