(内容を追加しました) [ニューヨーク 23日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比) ダウ工業株30種(ドル) .DJI 終値 18116.04(‐11.61) 前営業日終値 18127.65(+168.62)
ナスダック総合 .IXIC 終値 5010.97(‐15.45) 前営業日終値 5026.42(+34.04)
S&P総合500種 .SPX 終値 2104.42(‐3.68) 前営業日終値 2108.10(+18.83)
23日の米国株式市場は小反落。前週大きく上昇していこともあり、この日はドル相 場の変動や、それに伴う原油市場などへの影響が意識された。 株式市場はエネルギー株の値動きに追随する形で上下する展開となった。S&Pエネ ルギー株指数 .SPNY は一時0.9%上昇したが、結局0.2%高で終えた。 オニール証券のニューヨーク証券取引所立会い取引部門ディレクターのケン・ポルカ リ氏は「1、2週間後に始まる企業の決算発表とドル高が業績に与える影響を注視しすぎ ている。決算シーズンが始まるまで、それが市場を抑えるだろう」と話した。 ドルの上昇は消費者に恩恵をもたらす一方、急激な上昇がコモディティや輸出関連企 業など市場の大半を占める業種にとって問題となっている。 ポルカリ氏は「ドル高が企業業績に与える打撃について用意しているものの、どの程 度になるのかまだ分からない」と指摘する。
ダウ工業株30種 .DJI は11.61ドル(0.06%)安の1万8116.04ド ル。 ナスダック総合指数 .IXIC は15.45ポイント(0.31%)安の5010.9 7。 S&P総合500種 .SPX は3.68ポイント(0.17%)安の2104.42。
北海ブレント原油先物 LCOc1 は1.1%高となり、米原油先物 CLc1 も1.9%上 昇した。サウジアラビアが、石油輸出国機構(OPEC)の非加盟国が減産に協力する場 合にのみ減産を検討すると表明したが、供給過剰懸念よりもドルの下落が重視された形だ 。 米鉄道大手カンザスシティ・サザン KSU.N は8%の大幅安となり、S&P500種 構成銘柄で最大の下落率を記録した。通期の売上高予想を下方修正したことが嫌気された 。 ナスダック・バイオテクノロジー株指数 .NBI は2.2%安で9営業日ぶりの下落と なった。2月の安値からは約20%上昇していた。 BATSグローバル・マーケッツのデータによると、米取引所の合計出来高は約54 億2000万株で、今月の平均である68億6000万株を下回った。 騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が上げ1764で下げ1266(比率は1.3 9対1)、ナスダックが上げ1472で下げ1287(1.14対1)だった。