(内容を追加しました) [ニューヨーク 21日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル) .DJI 終値 17949.59(‐85.34) 前営業日終値 18034.93(+208.63)
ナスダック総合 .IXIC 終値 5014.10(+19.50) 前営業日終値 4994.60(+62.79)
S&P総合500種 .SPX 終値 2097.29(‐3.11) 前営業日終値 2100.40(+19.22)
21日の米国株式市場は、ダウ工業株30種とS&P総合500種は反落して終了し たものの、ナスダック総合指数はバイオ関連企業の買収提案などを手掛かりに買いが入っ たことで続伸、最高値圏に迫った。
ダウ工業株30種 .DJI は85.34ドル(0.47%)安の1万7949.59ド ル。 ナスダック総合指数 .IXIC は19.50ポイント(0.39%)高の5014.1 0。 S&P総合500種 .SPX は3.11ポイント(0.15%)安の2097.29。
損害保険大手トラベラーズ TRV.N 、化学大手デュポン<DD.N>、IBM IBM.N がダ ウ平均の重しとなった。デュポンは全ての事業で売り上げを落としたほか、ドル高が通期 業績に打撃を与えるとの見通しを示した。前日に減収を発表したIBMも為替の影響に言 及していた。デュポンは3%安、IBMも1.1%安で終えた。トラベラーズは四半期の 純利益が減少し、4%売られた。 主要通貨に対するドル指数 .DXY は年初から約9%上昇しており、大規模な海外事業 を抱える企業の痛手となっている。 米後発医薬品(ジェネリック)メーカーのマイラン MYL.O は8.85%の大幅高。 イスラエルの同業テバ・ファーマシューティカル・インダストリーズがマイランに対し、 1株82ドルで買収提案を行ったことが材料視された。医薬品業界ではことし最大の買収 案件となる可能性があり、テバも1.37%買われた。ナスダック・バイオテクノロジー 株指数 .NBI は1.87%上昇した。 取引終了後に四半期決算を決算発表した米メキシコ料理チェーンのチポトレ・メキシ カン・グリル CMG.N は4.5%安、ヤフー YHOO.O は1.2%安だった。