(香港市場のリポートを追加します。) 「18日 ロイター] - 上海総合指数 .SSEC 前営業日比 売買代金概算 大引け 3097.9172 11.8561高 2179.4億元(上海A株) 高値 3122.0478 安値 3070.3355 前場終値 3098.2849 12.2238高 1126.2億元(上海A株) 寄り付き 3100.2796 14.2185高 前営業日終値 3086.0611 66.2021安 3367.8億元(上海A株)
ハンセン指数 .HSI 大引け 21920.83 66.20高 955.3億香港ドル 高値 22052.11 安値 21807.25 前場終値 21946.73 92.10高 425.0億香港ドル 寄り付き 21807.25 47.38安 前営業日終値 21854.63 112.03安 898.9億香港ドル
18日の中国株式市場は小反発して取引を終了。前日の米連邦公開市場委員会(FO MC)後の会見で、米連邦準備理事会(FRB)議長は弱い世界経済に言及し利上げを見 送った。これを受けて小幅上昇して引けた。
上海総合指数 .SSEC の終値は11.8561ポイント(0.38%)高の3097 .9172。値幅の振れが大きかった今週の相場は、週間では3.2%下落した。 上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数 .CSI300 は14.275ポイント(0.44%)高の3251.273。週間では2. 9%安だった。
相場の急変動が頻繁にみられた週だった。経済減速に対する懸念と、厳格な管理がさ れていない信用取引や株価操作などの汚職行為の取り締まりを強化する政府の取り組みが 背景にある。 週初2日間で約6%下落した後、週半ばの16日には反発したが、その後は同日の終 値をはさんでプラス圏とマイナス圏の間を小幅に上下する展開となった。 国家統計局が18日発表した8月の中国全国の新築住宅価格が前月比0.3%上昇し 、4カ月連続の上昇となる好結果だったが、市場にはほとんどプラス効果がなかった。 CSI300の業種別指数のなかでは不動産株 .CSI300REI が0.2%高と、小幅上 昇するにとどまった。
香港株式市場も小反発して取引を終えた。中国市場同様、FRBが利上げ見送りを決 めたことを好感した。 香港ドルは米ドルへのペッグ制をとっているため、世界の金融センターである香港の 政策金利も、仮に香港と米国の経済動向が反対方向へ向かう可能性があっても、FRBが 設定する米国の政策金利に追随せざるを得ないため、利上げ先送りは市場にプラスとなっ た。 ハンセン指数 .HSI の終値は66.20ポイント(0.30%)高の2万1920. 83。 ハンセン中国企業株指数(H株指数) .HSCE は64.21ポイント(0.64%) 高の10028.38。 週間では、ハンセン指数は1.9%高だったが、中国本土市場の急な変動やFRBが 約10年ぶりに利上げを実施するかどうかをめぐる不透明性を反映し、不安定な値動きと なった。
幅広く買われた。特に建設・不動産株 .HSCIPC と素材株 .HSCIM が高かった。金利 敏感株の不動産セクターは、この日発表された8月の中国全国新築住宅価格が4カ月連続 上昇となるなど好材料に支えられた。 一方、サービス関連株 .HSCIS とエネルギー関連株 .HSCIE は勢いを失った。 サプリメントや粉ミルクの生産・販売を手掛ける合生元国際 1112.HK が19.6% と急上昇。7月24日以来の高値水準で引けた。豪ビタミンサプリメーカーのスイセ・ウ ェルネスを約14億豪ドル(10億米ドル)で買収するとの前日の発表を受けたもの。