(内容を追加しました。) [上海 2日 ロイター] - 上海総合指数 .SSEC 前営業日比 売買代金概算 前場終値 2794.5855 61.4155高 1195.9億元(上海A株) 寄り付き 2733.7670 0.5970高 前営業日終値 2733.1700 45.1912高 1816.8億元(上海A株)
ハンセン指数 .HSI 前場終値 19909.16 501.70高 505.7億香港ドル 寄り付き 19788.17 380.71高 前営業日終値 19407.46 295.53高 669.5億香港ドル
2日の中国株式市場と香港株式市場はともに大幅続伸して前場を終えた。 中国市場では、不動産市場の回復の兆しが好感され、不動産株や資源株が買われた。格付け機関ムーデ ィーズ・インベスターズ・サービスが中国の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げたこ とはさほど材料視されていない。 香港市場は欧米市場の上げにつれて上昇し、特にエネルギー株 .HSCIE が買われている。 上海総合指数 .SSEC 前場終値は61.4155ポイント(2.25%)高の2794.5855。 上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数 .CSI300 前場終 値は64.169ポイント(2.19%)高の2994.863。 ハンセン指数 .HSI 前場終値は501.70ポイント(2.59%)高の19909.16。 ハンセン中国企業株指数(H株指数) .HSCE 前場終値は280.23ポイント(3.47%)高の8 348.52。
中国人民銀行(中銀)が29日、全銀行を対象に預金準備率を50ベーシスポイント引き下げると発表 したことを受け、市場では中国が2008年後半に世界的金融危機を受けて導入したような大型景気刺激策 を再び打ち出すとの期待が高まっている。こうした観測に対応するため、新華社は解説記事で、銀行の預金 準備率引き下げについて、決して大規模な刺激策が後に続くことを示唆するものではないとの見解を示した 。 中泰証券のストラテジスト、Zeng Yan氏は「政策の方向性をめぐりやや混乱が見られたが、投資家は今 はるかに明確な観測を持っている」と指摘。「不動産市場に最近見られる回復の兆しは、経済が安定化しつ つある可能性への自信をもたらしている」と語った。 一方、ムーディーズによる格付け見通し引き下げについては、中国政府の実力を過小評価しているとし て、その影響は軽微との見方を示した。ムーディーズは、中国政府の改革実行力や財政状況をめぐる不透明 感から格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた。 中国の不動産株指数 .SSEP は4.5%急伸。資源株指数 .CSI300MT も3.3%高。一連の住宅支援策 が奏功し、国内主要都市で住宅販売が活況と報じられている。 香港では主要セクターが軒並み上昇。エネルギー株と資源株 .HSCIM はともに4%超上げている。