(このリポートは4月1日付をもって配信を停止し、4日付からは「欧州市場サマリー」 (ネームドアイテム NNJ/EU )に統合します。詳しくはお知らせ:欧州・米国株式市場サ マリーの配信停止・統合について RSS/NOTE をご覧ください) [23日 ロイター] -
(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6199.11(+6.37) 前営業日終値 6192.74(+8.16)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 10022.93(+32.93) 前営業日終値 9990.00(+41.36)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 4423.98(‐7.99) 前営業日終値 4431.97(+4.17)
<ロンドン株式市場> 続伸して取引を終えた。ホームセンターで欧州最大手のキン グフィッシャー KGF.L が好調な決算を背景に値上がりしたほか、ベルギーの同時爆発攻 撃を受けて値下がりしていた旅行株にも買い戻しが入った。 この日は薄商いで、取引高は90日間平均の4分の3にとどまった。 キングフィッシャーは5.9%高。通年の利益が0.3%増と市場予想を上回った。 同社は1月に事業再編計画を発表している。 CMCマーケッツのアナリスト、ジャスパー・ロウラー氏は「事業再編計画は当初、 軽視されていたところもあったが、この日の決算をみると競合のホームベース社より一歩 先に出たようだ」と話す。 ベルギーの首都ブリュッセルで起きた同時爆発攻撃を受けて、前日に売りが集中した 旅行株は持ち直した。 IGのアナリスト、クリス・ビューション氏は「前日に相当に大きく売り込まれてお り、通常みられる積極的な安値買いが出た」と述べる。 格安航空会社イージージェット EZJ.L とホテル経営大手インターコンチネンタル・ ホテルズ・グループ(IHG) IHG.L 、英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)の親 会社インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG) ICAG.L 、世界最大の旅行 代理店TUI TUIT.L 、クルーズ船運航大手カーニバル CCL.L は0.7%から1.9% 値上がりした。 中型株では旅行会社トーマス・クック TCG.L が2.9%高だった。前日は、予約件 数が昨年と比べて落ち込んでいるとした発表が嫌気されて値下がりしていた。 一方、鉱業株や石油・ガス株は売られた。ドルの値上がりでドル建て資産の金属や原 油に割高感が出たほか、供給過剰懸念も重しとなった。 国内大手のブックメーカーであるウィリアム・ヒル WMH.L は11.0%急落し、約 7年半ぶりの大きな落ち込みとなった。今年の利益見通しを引き下げたことが嫌気された 。
<欧州株式市場> 下落して取引を終えた。1次産品の値下がりで鉱業や石油株が売 られた。イースターの連休を前にこの日は薄商いだった。 FTSEユーロファースト300種 .FTEU3 は1.50ポイント(0.11%)安の 1336.70で取引を終えた。 DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は8.81ポイント(0.29%)安 の3042.42だった。 STOXX欧州600鉱業株指数 .SXPP は2.10%低下し、部門別で最も大きく 落ち込んだ。フィラデルフィアとシカゴの連銀総裁がそれぞれタカ派的な発言をしたこと でドルが上昇。ドル建て資産の金属は、割高感が出たことで値下がりした。 原油も値を下げ、STOXX欧州600石油・ガス株指数 .SXEP は1.61%低下 した。 こうした中、再編計画を加速させるスイスの金融大手、クレディ・スイス CSGN.S は 0.9%上昇した。8億スイスフラン(8億2040万ドル)の追加コスト削減と、20 00人の人員削減を通した投資銀行業務のさらなる縮小を発表した。 欧州のホームセンター最大手、英キングフィッシャー KGF.L は5.9%上昇した。 通期利益が市場予想を上回る0.3%増となったことが好感された。 イタリア郵政公社 PST.MI は3.4%上昇。配当目標が好意的に受け止められた。 ベルギーの首都ブリュッセルで起きた同時爆発攻撃を受けて前日に約1.8%低下し たSTOXX600種旅行・レジャー株指数は、この日はほぼ横ばいだった。 ただ、構成銘柄の一つである英国の大手ブックメーカー、ウィリアム・ヒル WMH.L は11.0%急落した。今年の利益見通しを引き下げたことが嫌気された。 一方で欧州最大のホテルチェーン、フランスのアコーホテルズ ACCP.PA と世界最大 の旅行代理店ドイツのTUI TUIT.L 、アイルランドの格安航空会社(LCC)ライアン エア RYA.I は0.2%から1.4%上昇した。